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【サウナ活動家やのしんの脳汁トロトロ/第2回】サウナ施設が儲かるための案を思いつくままに出してみる

サウナが流行りつつある昨今ですが、温浴業界にはある重大な問題があると考えています。

「施設がさほど儲かっていない」という問題です。

具体的にどうかと詳しく知っているわけではないのですが、温浴業界の求人募集内容を見たり、業界への参入の少なさを思えば容易に察することが出来ます。

この根本的な問題を解消しない限り、サウナに明るい未来は無いように思えるんですね。

というわけで、どうしたら施設が儲けられるか、自分なりにいくつか軽く案を考えてみました。以下、その列挙です。

 

【①パセラ方式を真似する】

人づてで聞いた話なのですが、カラオケ「パセラ」はジャニーズなどの有名人の誕生日に、頼まれたわけでもなく「●●さんお誕生日おめでとう!」というお祝いボードを掲示したり、「お誕生日お祝いセットメニュー」などを用意して、ファンの心をくすぐるらしいです。

その発想をお借りして、サウナ好きの有名人の誕生日に勝手にボードを作ったり、お祝い特別食事メニューなどを作ってみたらどうでしょう。肖像権さえ守れば大丈夫なはずかと。

 

【②バンクシー的な人に落書きしてもらう】

何かよくわからないですが、地下鉄の落書きが話題になってたので。

日本人だと誰がいますかね?尾田栄一郎?

 

【③水着のお姉ちゃんが車の窓を拭いてくれるサービスデー】

海外でこんなのやっているのを見たような気がします。賛否両論ありそうですが。

 

【④とにかく韓流に媚びる】

一昔前のフジテレビみたいに、とにかく韓流をゴリ押しして、女性客の獲得を試みます。

グッズ販売とか、それこそパセラ方式との組み合わせとか。

 

【⑤パソコン教室】

スマホ・PCの使い方とか、LINEとかZoomとかの使い方とかを格安で教えてあげるサービスを展開して、高齢者層の獲得を試みます。

 

【⑥地元住民へのサービスを手厚くする】

割引率の高い市民割を作ることで、常連になる客を増やす試みです。

【⑦ワークショップの開催】

「どんな施設だったら定期的に通いたくなるか?」などをテーマに、ワークショップを行います。参加者には入浴券(割引券)をあげたり。

施設の理念を知ってもらう機会であり、お客さんに「自分も経営に関わっている」という気持ちを持ってもらう機会でもあるかと。

 

【⑧1000円カット併設】

中高年の男性にニーズがありそうかなと。

【⑨高級ドレッサーの設置】

高級ドレッサーを女性脱衣場に設置して、女性に「このドレッサーでメイクしてみたい」というモチベーションを持たせます。

少し古くなったら中古販売して、常に最新のものに買いかえていくのも良いかと。

【⑩時短メイク講座の開催】

風呂上がりにササっと5分くらいで化粧できるメイク術の講座を開催します。女性客を取り込む目的。

 

 

 

とまぁ、とりあえず10個挙げてみましたが、これはあくまで「考えたらこういう案が出る」ということであって、この施策案が良いかどうかはあまり重要ではないです。

色んな人が施策を考えれば、色んなアイデアが出てくるのです。

肝心なのは、施設が「アイデアを集め続けて、良さそうなものを試し続けて、改善し続けること」だと思います。

根っこがブレないために、「どんな施設にしたいのか」という理念は明確に持っていた方が良いですし、「月にいくら稼ぎたくて、そのためには客単価がいくらであるか」ということはそろばんをはじいておかなければならないです。

僕の持論からすると、最初からそこにコンサルなんて挟む必要はないと思っています。なぜならお金がもったいないから。

純粋に「施設の力になりたい」と思って、お金が目的でなく動いてくれる人はいっぱいいるので、支配人や店長はそういう人との出会う機会を積極的に求めていってはどうでしょうか。

僕だって全然、施設のことを本気で考えて悩んでいる支配人さんがいればお金なんて関係なく力になりたいと思っています。

そんな感じで、施設側と利用者側が手を組んで業界を盛り上げていけたら素晴らしいなと、僕は思います。

未来は創れるはずです。その意志と行動さえあれば。

 

 

[やのしんプロフィール]

やのしん

サウナ活動家。サウナブログ『ザっくりととのうサウナ入門』や、サウナ・銭湯関連のトークイベントや交流会を運営。今まで100軒以上のサウナ施設を訪問。本業はシステム開発会社の営業。

1986年生れ、静岡市出身、川崎市在住。趣味/興味はプロ野球、落語、お笑い、珈琲、死生学、昼寝。