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【特集・再掲載】10月はピンクリボン月間  株式会社ヘルスビューティー 松田 尚子 × サウナそのもの 井上 勝正 スペシャル対談

ピンクリボン
「熱波リレー」で乳がんの啓発を!そして男性にも乳がんの啓発!
~乳がん男性でもなるがんです~

 

日本サウナ熱波アウフグーク協会はこの10月から始まる日本列島しあわせピンクバスプロジェクトに協力し「熱波リレー」で乳がんの早期発見などを啓発するピンクリボン運動を共にさせていただく事になりました。

今回は女性だけでなく「男性の乳がん啓発」に取り組んでいきたい!

ボクも男性だ、乳がん、どの様ながんでも対岸の火事ではない、遠い何処かの話ではないのだ。

特に乳がんは女性のがんだと決めつけてしまう意識を改めて明日は自分に起こる事、として皆さんも自分の体に起こる変化や異常にいち早く感づける意識を高めていきたい、そんな気持ち。

お風呂のピンクリボン運動を自ら推進して2年目、プロジェクト事務局、株式会社ヘルスビューティーの代表取締役 松田 尚子 さん と対談させていただきました!

井上
「社長、今日は日本サウナ熱波アウフグーク協会(JSNA)も日本列島しあわせピンクバスプロジェクトと協力して10月は日本中のお風呂とサウナを真っピンクにしてやろうと思いやってきました。」

 

松田尚子 代表取締役(以下 松田)
「井上さん、こちらこそ今日はありがとうございます!
私にとってピンクリボン運動は、まさに学び。
始めてからのこの2年間、皆様に支えてもらいながらやってきました。」

 

井上
「近年は乳がんになってしまう女性が増えてきて意識も高くなって来てると思うんですね。
そんな中で男性も乳がんて他人事ではない、という事実を最近は実感しているんですよ。」

 

松田
「乳がんは女性が患うガンの1位です、そして増えているんです。
井上さんの言う通り、まれですが男性でも乳がんは発症します。
乳がん全体の約1%が男性なんです。」

 

井上
「冗談ぬきでボクも乳首のところを自分で触診していますよ、その事実を知ってからね。
そういうのもね、ピンクリボン運動&熱波リレーで伝えて広めたいと思っているんです。」

 

松田
「ご夫婦ならお互いスキンシップとして!大切なことですね。
男性の場合、乳首付近に発症することが多く、しこりがあったり、分泌液が乳頭から出たり、痛みなど、おかしいなと感じたら、すぐに乳腺専門医に相談、乳がんの精密検査を受けるようにしましょう。
乳腺専門医は日本乳癌学会のホームページで紹介されています。
乳がんの検査にはマンモグラフィーという乳房専用のX線検査や、超音波を当てるエコー検査などがあります。乳がんは早期発見が大事。
早期なら90%以上の人が治癒すると言われています。
でも心配しすぎて何度もマンモグラフィー検査を受けると健康に良くない事も…、検査の前には医師に相談を忘れないでくださいね!」

 

井上
「人それぞれですね、とにかく変だな、いつもと違うな、って思ったら検査に行って欲しいですよね。
松田社長も仰ってますよね、定期的で適切な検診を啓発しますって。」

 

松田
「男性乳がんの場合は女性に比べて5~10歳ほど高い年齢層で発症しているケースが多いんです、そして発見が遅れる事が多いんです。
まさか男性で乳がん!?…そういう固定観念が発見を遅らせてしまうんでしょうね。
井上さんの様な人にどんどん発信してもらって乳がんは女性だけのものじゃないですって情報を共有してもらいたいですよ!
早く見つけるには自分の乳房の状態に関心を持ち、意識する生活習慣が大切と言うことを
伝えたいんです。
そして私は女性として言いますが40歳以上の女性にも定期的に適切な乳がん検診を受けてほしいです!」

ピンクリボン

 

井上
「温泉施設側としても、乳がんの手術で胸の整容性を欠いてしまうことで、お呂屋さんやサウナ施設を避けてしまうって話も聞きますから、どの様な方でも来ていただけるようになれば良いなと考えたいんです。」

 

松田
「男性でもオーダーメイドでの人工乳房やニップルだけのものもありますよ。」

 

井上
「ボクは常々言っているんですけどお風呂やサウナに入って1日1回体温をあげないと人間の体は病気にかかりやすくなっちゃうと思います、水も殺菌等の為に煮沸する時もあるしゃないですか。
血液だって同じなんですよね。
お風呂やサウナで体温や表面を流れる血液の温度を上げるのは煮沸と同じですよね。
もちろんその後はクールダウンです。」

 

松田
「ありがたいことに、日本には人の心も体も癒せるお風呂文化がありますね!
一人でも多くの方にお風呂やサウナに入っていただき、自分の体に関心をもっていただきたいです。
近い親族に乳がんにかかった人がいれば、特に注意力を高めてほしいです!」

 

井上
「社長がピンクリボン運動を推進させる決意を固めた切っ掛けは…」

 

松田
「私はこの会社、ヘルスビューティーの先代社長であった夫をがんで亡くしました…腎臓がんでしたが…私は妻でありながら、このがんに気づいてあげられなかった…。
悶々とした日々の中、ある日、小林麻央さんが乳がんで、それも20代で亡くなられたニュースが流れ…当社に以前、セルフチェックを促すソープがあったんですが、それを思い出してくださった方があり…、気づいたんです。
そうだ、乳がんは自分でも気づけることがある!って。
1人でも多くの人に気づいてもらい、早期発見し、がんで亡くなる人を少なくしたい。
お風呂なら体を洗うときや湯船につかっているときに気づける機会になるのでは?って…これがお風呂でのピンクリボン活動を始めた原点です。
様々な取り組みをしていくうちに、人工乳房会社の社長様から、男性にも乳がんがあることを教えていただきました。
男性にも知ってほしい、気づいてほしい・・・ファミリーで取り組ましょう!
このピンクリボン運動にはそんな思いもあるんです。
心細くなることもあると思いますが深刻にならずに先ず誰かに相談!
いろいろなサポートがあるんです。
人と喋って気遣ってもらえたらきっと心強くなりますよ!」

 

[2019年8月26日 月刊サウナ掲載]

 

[サウナそのもの 井上勝正  プロフィール]

サウナそのもの 井上勝正

サウナ熱波道 JSNA認定熱波師 JSNA熱波師検定座学講師 ドイツサウナ協会認定熱波師 ライター サウナメンター 元大日本プロレス所属

2020年動画版熱波甲子園準優勝(熱波道として)
2019年熱波甲子園社会人の部優勝(大日本プロレスチームとして)
2020年夏から「魁!!熱波塾」のオピニオンリーダーとしてその世界観を拡大していく。