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【新橋アスティルサウナ屋支配人小林一樹コラム／第8回】深夜は暇です・・・

皆さんこんにちは。アスティルの小林です。

昨日は「テルマエジャパン2021」というセミナーをウチのボス（齋藤）と覗きに行き、おふろの国の林さんの講演を拝聴しました。

テルマエジャパン

「サウナーの生態と付き合い方」みたいな内容でした。ツイッターでの告知は「告知では無く、サウナーへの連絡」なるほど。良く解りました。終わったあと、林さんに群がる聴講者の方々を見てボスが挨拶を諦めたのでそのままスルーしてしまいました。ごめんなさい。

このコラムが掲載された数日後には、緊急事態宣言が解除され、飲食店の時短も無くなっているのか、段階的に緩まっているだけか・・・。ウチはレストランの時短をしていますが（2月25日現在）、やはり寂しい営業になってます。

副支配人時代からの流れで、今も夜勤が多いのですが、深夜館内を徘徊する習性がある私は、ほぼコアな常連様だけになってしまった館内を見てぼやきまくっている毎日。
お客様に励まされたり、深夜やってて助かったとお礼を言われたり・・・。癒してリフレッシュするお手伝いをする商売なのに、お客様から救われる言葉を頂いてなんとか心の均衡を保っています。ここ1年ほどの間、昼間はビジネスマンのサウナーの方々や常連ガチ勢が一定数来てくれて、休日になると昔ながらの常連様（ガチでは無い）や、さらに「巡礼者」も来て下さるようになり有り難い気持ちで一杯ですが、全て昼間の話。アスティルの闇に潜む私としては深夜帯こそが主戦場であり、アイデンティティーなのです。夜中のサウナにはドラマがある。夜中来るお客様は超個性的な方が多い。もちろん昼間もおられますが比率が圧倒的に多い！そんな方々を相手にするウチのスタッフも「普通じゃない」クセモノ揃いなんですけども。ここ1年は夜中も真面目に働いている近隣のお店の方（酔ってない）やテレビ局や制作会社のスタッフの方々（死にそうな程疲れている。酔ってない）マナーを知らない若者グループ（注意しまくっていたらここ2ヶ月くらい来なくなった。酔っている）が中心の客層で、人数も以前の数分の一。
トラブル激減というか、客数と酔っ払いが激減してとても寂しい今日この頃を皆で嘆いています。
スタッフの数も最低限まで削っても暇な時間帯も出てくる訳で、夜な夜な館内を彷徨って、無人の浴場を見た時は、こんな会話をしていました。
（私と某社員との会話：私の文章に会話文が多いのは文才の低さゆえお許し下さい）

私「なあ、浴場に人がいないんだ」
社「滞在人数19人ですからねえ。そういう事もありますよ」
私「・・・今日、寒いよな？」
社「何ですか急に。今気温2℃ですよ外」
私「今ジュニア（チラー2号機）動かして設定最低に下げたら水風呂何度になると思う？」
社「ダブルチラーにするんですか？さあ、原水冷えまくってるから5℃以下になるんじ
ゃないすか」
私「ふーん。本当にそうか？見た事あるかお前」
社「無いですよ。何が言いたいんですか」
私「や・ら・な・い・か・？」
社「は？何を？変態っぽいですよ！」
私「ジュニアちょびっと動かしてみようと言っている」
社「真冬にダブル？何の為に？」
私「もちろん・・・シングルに憧れるお客様の為にさ」
社「嘘だ」
私「ちっ！夢の無いヤツめ。ウチの水風呂がシングルになるの見たくないのか」
社「常連のお客様からクレームくるでしょうが！○○さんなんか死ぬかもしれませよ！」
私「あのじいさんか。もしそうなったら・・・「ダブチ殺人事件」とか言われんのかな」
社「人殺して嬉しそうにすんな！怖いわ！あとマク○ナルドに謝れ！」