【話題のあの人スペシャルコラム②】月刊・日刊サウナ代表 林 和俊
コロナで世界が変わった。 温浴も変わった。
高齢者にとってお茶のみ友達との集いの場であった健康ランドから、 おじいちゃんおばあちゃんが激減し、 さらに仮眠室からもお客さんが減ったり、深夜営業を取りやめたりしている。
スーパー銭湯はどうか。 比較的長時間滞在型のスーパー銭湯だとしても、 健康ランドほどの影響はすくないのではないか。 そうは言っても付帯施設である「あかすり」「マッサージ」は影響を受けているはずだし、 特にマッサージはそもそも路面の激安店の影響が大きいのに、コロナで甚大な影響。 高齢者来なくてもサウナブームで若い来店客の減少を抑えたとしても、 家族連れが来なければ「飲食」の影響も大きい。 まして若い人はマッサージもあかすりもしないよね。
ではどうする? コロナはすぐには終わらないだろう。 温浴はどうするんだ。 温浴はどうやって生きていくんだ。
そんな想いの答えの一つであろうイベントが登場した。
「熱波師集結」
東名厚木健康センターが放ったのはお祭りであった。 おそらくコロナ時代最初の大きなイベント。 もちろん感染症予防の対策を万全にしつつ、 全国から著名熱波師が1か月にわたり集結した。
徹底的コロナ対策をし、 徹底的におもしろく開催すること。
コロナ時代への反撃であり、我々温浴人も 大きく勇気をもらえたイベントであることは間違いない。
2020年はコロナの年だった。 見えない相手と世界が今でも闘っている。 2021年も波を繰り返し、ジワジワ収束していくのだろう。 どこまで何ができるかわからないが、 ただ粛々と時に大胆に、サウナ温浴ファンの皆様へ 心揺さぶる機会を温浴関連事業者のみなさんと 提供していきたい。
[林 和俊プロフィール]
2020年11月
東名厚木健康センターに全国の人気熱波師が集結!ファンタジーサウナ&スパ おふろの国の店長、 月刊サウナ・温泉ブランチ発行、日本サウナ熱波アウフグース協会(熱波甲子園)代表、OFR48代表、熱波道サウナ道場・熱波道プロレスの代表 サウナが温泉と同じくらい社会にみとめられるよ うになるのが目標。研究課題・プロレスとサウナの融合。