【熱波師 復火信二のヨーロッパサウナひとり旅/第2回】フィンランド編
Moi! おふろの国熱波師、復火です。
コロナ禍、ソーシャルなサウナライフをお楽しみですか?
今回はヘルシンキ中心部からアクセスが比較的に楽なサウナをご紹介します。
【Löyly(ロウリュ)】
そのものと言えば…
これぞ、ロウリュそのものなのか(笑)
海外での大親友Google君のお力を借りて、バスを乗り指定のバス停へ。
たぶんここかな?
ん?
ここは海浜公園かい?
サウナらしき施設って?
Google先生に再度問うてみる。
えー!?︎ コレっすか!
入り口すら分からない汗
あまりにもお洒落すぎる…汗
海辺にレストランとサウナ、日本でこんなサウナ施設があったらどれだけ混雑するかな?
男一人、おじさんひとりで来るとこじゃないかなと思いつつも入ってみよう。
中に入るとこんな感じで。
ここのサウナは前回のコティハルユサウナとは違い、公共サウナとは言え、どちらかと言うと観光用ですね。
レストラン営業時間は午前11時から22時くらいまで、サウナは曜日によって営業時間が違います。
サウナ2時間19€(1€=128円)
タオル・サウナマット・ボディソープはサウナ料金に含まれていて、水着はレンタル6€。
海外でサウナに行く時、タオルやボディソープ、サンダルなどは持って歩くのが地味に重く荷物になるから手ぶらが一番
でも、水は必須!
とにかくミネラルウォーターか炭酸水は持参したほうがいいです。
とにかく施設内で購入すると高いので。
季節や施設によってはバスローブも必要かなと。
受付でバウチャーを確認して、ロッカーキーをもらい、ロッカーで着替えてシャワーを浴び、さてさてサウナは何処だ?
とウロウロしてみる。
何と!!
暖炉のあるお洒落な御休み処…。
なんか凄いサウナだなと更に突き進む。
こちらの施設は、ガラス張りで蒸気強めで入りやすいサウナと薄暗い熱いスモークサウナ。どちらも20人くらいは入れる大きさ。貸切用プライベートサウナがあるようです(400€〜)。
私が訪れた日はさほど混んでいないとの事でしたが、若い男女グループ6人とちょっと先輩かな?プーチン似男性4人。
プーチン似も居るから復火も大丈夫!
サ室のガラス窓からはバルト海が見え、サ室の真ん中にはサウナストーブ。
そして焼けた石にラドルでロウリュを。
立ち上がる蒸気と徐々に降り注ぐロウリュ、ジワジワと熱くなる。
「うんうん。そそそ。これ!これ!」
なんて思いながら10分位かな、じっくりとぼんやり、ただサウナに入りたいが為にフィンランドに来て良かったとしみじみ。
サウナから出てシャワーで汗を流し、いざスロープを降りてバルト海で身体を冷ます。
ん〜、
意外とバルト海は冷たくなかった。冬ならどんなに冷たいか。
しかし、海風が心地良い。
復火が「ととのう」とこんな感じか…
スモークサウナに戻ると誰も居ない。これは贅沢だ!なんてロウリュして数分、プーチン似グループがワイワイとやってきた。嫌な予感。
これは…何語かな?なんて思ってるのも束の間、ラドルで石にロウリュを2杯、3杯、4杯、5杯、6杯…たちまち灼熱へ。
プーチンさん、あんた、やり過ぎだよ。熱い…。
やりたい放題してプーチン似はサウナ室を出て行ってしまった。
焼けた石にロウリュしたかっただけか?
分からん…
海外だしサウナだし、水に流そうではないか。
2時間制サウナとは、サウナ→海風呂→休憩のセッションがあっという間。
人口540万人、サウナが330万と言われるフィンランド。
建物に利用しているのは白樺の合板か。
産業廃棄物を最小限にし、且つ廃棄物を燃料にしているんですね。まさSDGs。
立地やインテリアなど、知れば知るほどの施設である。
決して語学堪能ではないが、ホームページによるとサウナを製造納入した会社は
「TulisydänOy」「Iki-KiuasOy」
と記載有り。
フィンランド語で「Oy」は株式会社。
「Tulisydän」が「火の心」
「Ikuisesti」が「永遠」
「火の心」「永遠」と単語を復火は復火なりに解釈し、フィンランドにおいてサウナがどれだけ大切かと感じつつも、
「やべっ!次のサウナ間に合わない!」
またサウナに向かう復火であった。
Moi moi !
つづく
【熱波師 復火信二のヨーロッパサウナひとり旅/第1回】フィンランド編
[復火 信二 プロフィール]
おふろの国所属 熱波道
JSNA認定熱波師
サウナがあるところに出没…
隠密熱波師