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【熱波師復火信二のヨーロッパサウナひとり旅/第4回】フィンランド編

Moi！　おふろの国熱波師、復火です。

またまた、コロナ禍の中でとうとう禁酒令まで出される世の中って…
ヘルシンキのサウナ施設もロックダウン中らしいです。なんだかなぁ。

今回はヘルシンキから海を渡り、小さな島にあるサウナをご紹介します。

【Lonna Sauna（ロンナ）】

さてさて、次は何処のサウナへ行こうかなとスマホでGoogleをポチッとな。
おっ！　ヘルシンキ中心部のマーケット広場から船で行けるみたい。
これはロンナ島へ渡らざるを得ない。
とりあえずマーケット広場へ。

何処に行ってもお洒落よね。
そんな広場を歩きながら、何か食べたいなぁと物色。
美味そうな写真に釣られて、売店にいるエリザベスさんに注文してみる。
しかし、どうも私の英語が通じない…
メニューを指差し、「これ、これ！これ下さい！」と。流暢な日本語は通じるらしい。ふふふ…

12€を払って待つ事、約1分。
これデカイなぁ、食いきれるか？って思いながらも、美味いから即完食。

さて、満腹万蔵になったところでロンナを調べてみよう。

あイタタタ…こちらのサウナも要予約かよ。今日行けるのかなぁと…

公式サイトからラッキーな事に空いてる時間を予約ゲット。水上バスもJT-LINEサイトから予約出来た！

乗船して海上を眺めてみる。
フィンランド沿岸には4万以上の島のある群島があるそうな。

見えてきましたよ、Lonna。
サウナに入りたい欲求MAXで船着場から乗船客に紛れ込みながら歩く。
緩い坂道を登り、

なんと、ととのってる先客！
もう、早くサウナてロウリュして、ととのってみたい！
って言うより、あそこで同じようにしてみたい欲求。

受付建屋にてオンラインチケット（17€＝約120円）を見せてレンタルタオル7€で拝借して、いざロッカーへ行こうとしたら、
「まだ、前の方々の時間が15分ありますからお待ち下さい」と言われて、長さが150mしかない島を散策。

これがサウナ。2017年から利用されてるからすこぶる綺麗。
ちなみにレンガ造りの建物は、その昔掃海艇が地雷庫だったそうな。長きに渡り幸せを味わえる島に変えてくれたんですね。今ではレストランやパーティールームにしてるようです。

ついにオレの時間だとばかりに再度受付に行くと小さいカゴにマグカップとお尻に敷くマットを。嬉しいサービスじゃありませんか。

着替えていざサウナへ。
非常に興味深い建物の造りで、一階がシャワー洗体スペースで階段を登ると扉も無くサウナ。ん？何で？
一階は熱くないのに、二階のサウナは熱い。よく分からないけど、建物の構造や熱源などを駆使して造られたんだろうと勝手に想像し、勉強になるわと思いながら、いざサウナに着席。

サウナストーブは薪が熱源で暖炉型。
ロウリュはセルフ。
今はたまたまオレしか居ない。
ロウリュチャンス！とばかりにロウリュしてみる。
うーむ、なるほど。
ガツンと熱が来るタイプではなく、じんわりとじっくりと発汗する。
前に行った「Loÿly（ロウリュ）」と同じでゆっくりとじわじわ汗をかくのがトレンドなのかなぁと妙に納得。
ラッキーな事にたまたまお客さんは、若い男女5人と私を入れて6人。

ここではプーチンに悩まさることなく、ひたすらサウナで汗をかき、
バルト海で身体を冷まし、
身体を休める。

楽しい時間はあっという間。
19時から来て白夜が終わろうとしているシーズンだが、さすがに21時になったらバルト海も暮れてきた。