【井上勝正のサウナ哀・戦士/33】だから日本一の風を目指した
月刊サウナのバックナンバー見てほしい、当コラムでも塩月くんの回はある。
彼の事はそこに書いてあるのでバックナンバーお持ちの方は再度読んでもらいたいんだ。PDFもあるよ。
(月刊サウナのバックナンバーはどれも良い記事なので過去記事だからといってネタの鮮度は変わらないと思う。)
でその時に突っ込んで書くとけっこうな文字数になるって言うんで泣く泣く削ったんだけど実は塩月くんはサウナとか苦手で6・3の湯や系列のお店も辞めようって本気で考えてたっていうのがあるんですよ。
だから今でも彼が本当に拘っているのはサウナ、ロウリュ、アウフグース、熱波ではないんだよね。
…じゃあ何なんだって話なんだけど、塩月くんが辞めようと考えていた時に引き留めたのが温浴事業部統括マネジャー 兼 湯あそびひろば6・3の湯支配人の渡辺さん 。
塩月くんは言っているんだ。
「初めて見た渡辺支配人の風の強さに自分も熱波しかない、と思った。」
そう、塩月くん…、
今や6・3の湯店長になった塩月くんの熱波は渡辺さんありきなんですよ。
塩月店長は支配人の渡辺さんに追い付き追い越せでやってきたんです。
だからなべさん、ボクはなべさんに塩月くんへ言葉をもらいたかったんですよ。
渡辺支配人から塩月店長へ
「塩月が辞めたいと言った時に率直に思ったのは、『もったいない』という思いでした。
私は温浴施設で働く事の楽しさややりがいを少しでも感じて、それでもこの仕事に向かないと感じたら辞めれば良いと思ったのです。
シンプルにお客さんと触れ合い、熱波や日頃の業務を通じて彼なりの立ち位置を作って貰えたら、それがやりがいに繋がると思っていましたから。
彼は持ち前のパワーであっと言う間に熱波を自分の物にしてお客様の支持を得ることになりましたし、彼が6・3の湯に来た事で熱波甲子園でベルトを手にする事ができました。
そういった意味では、引き止めたのではなく新たな場所で塩月自身がやりがいを見つけた、と言う表現が正しいのかもしれません。
今は、温浴施設の仕事に誇りを持って取り組んでくれていて大変嬉しく思っています。」
そして…塩月店長から渡辺支配人へ、
「渡辺さん温浴業界に飛び込んで、スーパー銭湯が好きだけではやっていけない『仕事』としての難しさに自信を失いました。
そんな私に根気強くご指導して頂き、熱波という自分の自信に繋がるものまで導いて頂いたのが、支配人の渡辺さんです。支配人があの時声をかけてくれなければ、今の仕事は辞めていたでしょうし、今の自分はありません。スーパー銭湯がここまで好きにはなっていなかったと思います。」
井上勝正 サウナそのもの
サウナ熱波道 JSNA認定熱波師 JSNA熱波師検定座学講師 ドイツサウナ協会認定熱波師 ライター サウナメンター 元大日本プロレス所属
2020年動画版熱波甲子園準優勝(熱波道として)
2019年熱波甲子園社会人の部優勝(大日本プロレスチームとして)
2020年夏から「魁!!熱波塾」のオピニオンリーダーとしてその世界観を拡大していく。