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【熟成兄弟の SAYMEAT ※まよったら、とりあえず肉って言っとけ/第7回】最終回

これにて最終回。お恥ずかしながら、この1ヵ月は隠れ取材(自称)が出来ませんでした。熟成兄弟の今年の目標で締めくくります。

 

①熱波師さんとタッグを組んで、持続可能なイベント作り

②熟成肉の加工品販売をスタート

③ふるさと納税の返礼品として出品

④ウーバーイーツで熟成肉ステーキ等の販売

 

本記事では、サウナと関わりのある①に関して少し説明させてください。

 

大前提として、私は熱波師さんの人柄やキャラクターが好きです。サービスを提供する場合、フロントに立つ人(お客さんに接する人)は非常に重要です。残酷な意見ですが、人間性、人柄、キャラクター、仕事への愛みたいなものは、他人からの教育ではどうにもできないと考えています。これはサービス業に取り組む1人の人間として、強く思います。人の心を掴むという能力が必要なのです。一緒にサービス提供していくにあたり熱波師さんの能力に非常に価値を感じています。

 

極端な話、サウナや熟成肉に関して全くの素人でも、熟成兄弟と一緒にするイベント仕事は十分成り立つのです。知識は後からどうにでもなりますが、人間性のようなものは、“ほとんど”改善できません。“ほとんど”と付け加えたのは、改善できるケースも万に一つはありえると信じているからです。

 

このように、イベント運営でフロントに立つ人間を選ぶとき、私は熱波師さん一択です。これが、“熱波師さんとタッグを組んで“の説明となります。要するに、私は熱波師さんと一緒に仕事がしたいのであります。

 

次に、“持続可能なイベント“に関してです。持続可能を実現するには、現時点ではお金の問題からは逃れられません。コロナの関係もあり、一度に大人数を対象としたサービスは難しい。となると、小規模高単価で回転数をあげる仕組みです。

 

高単価は簡単ではありませんし、サウナだけでは既存サウナ施設との違いは打ち出せません。むしろ、既存サウナ施設の質は圧倒的に高い。サウナだけだと他のサウナ施設と比較したときに価値を提供しにくいのが正直なところです。

 

そして今後もサウナ人口は右肩上がりになるでしょう。これは、サウナの“飽きることが極めて少ない”という性質に起因しています。私は、サウナには合法ドラッグのような依存性があると感じています。このままではサウナ施設が混むという課題が確実に出てきます。現に出てきています。サウナ施設が混むことによって、サウナには次のような流れがくると予想しています。

 

1つ目は新しいサウナ施設の登場。2つ目はサウナ施設の値上げ。3つ目は貸切サービス。4つ目は自宅サウナ(テントサウナ含む)。

 

***現実から目を背けずに、現状を取り巻く環境を考えます***

 

今年は思い切って、既存サウナー以外へのトライも考えています。既存サウナー以外とは、サウナ施設に頻繁に通っていない層を指します。熟成兄弟の今後のさらなる発展には、この非サウナー層を獲得できるかが重要になってくるのではないか。それは熟成兄弟なりのサウナへの恩返しに繋がるのではないか。

 

では具体的に、どのように非サウナー層を惹きつけるか?

 

その前に、サウナで得られるものを自分なりに要素分解してみました。その要素と相性が良い領域を探すのが第一歩だと捉えています。

 

・リフレッシュ

・自分の内側への集中

 

こういう効果を掛け合わせることで、価値の上がる領域は何か?その領域を探し出すことができれば、サウナのみを楽しんでいる人たち以外の層にサウナの価値が評価されるのではなかろうか。

 

有名どころだと、ヨガや瞑想です。アート✖️サウナも出てきました。この○○✖️サウナというのを攻めたい。○○を探した後、利益に直結してくるアクセスの良さや場所代等を考える。場合によっては、アクセスの良さと場所代を考えてから、○○を考える。

 

長々と持論と仮説を述べましたが、結果が全ての世界ですから最終的には集客できるか?の一点に尽きます。集客できたかどうかは、今年の年末に答え合わせさせてください。

 

 

[熟成兄弟プロフィール]
<藤原 佑太>

1985年生まれ。奈良県北葛城郡王寺町出身。

一浪を経て大阪大学へ入学するも、理系は向いていないことを悟り中退。英語力ゼロ状態でアメリカ留学を決意。UCSB(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)を卒業。

2011年太陽工業(株)に営業として入社。定温資材(小口配達用の保冷ボックス、氷温熟成、雪室)の部署で仕入れから営業(新規開拓と既存ルート営業)までの業務を学ぶ。バンコクに3年駐在し、海外新規開拓営業を行う。波多野と出会う。

 

<波多野 嵩士>

1984年生まれ。神奈川県横浜市出身。

尚美大学卒業後、雑誌編集者を志すもエントリーシートの時点で全て撃沈。バイト先メンターの「ITバブルに乗っかれ」とのアドバイスを真に受けて、IT系上場企業へ入社。プログラマーと営業を3年経験し、中国大連へブリッジSEとして3年駐在。その後、現地営業責任者としてバンコクで6年駐在し、事業所の立ち上げを経験。また立ち上げ3年で単年度黒字化を達成。藤原と出会う。

 

Twitter: 熟成兄弟/YUTA

Instagram: jukuseikyodai

note: 熟成兄弟

HP:http://jukuseikyodai.com/