【新橋アスティルサウナ屋 支配人 小林 一樹コラム/第6回】今年も宜しくお願い致します。
先月に続いてまた書かせて頂く事になりました。
先ずは
「新年あけましておめでとうございます。」
今年もオアシスサウナアスティルをどーぞ宜しくお願い致します。
とは言ってもコラムを書いている今日はクリスマスイブです。
東京は888人の新規感染者が出たそうです。末広がりな数字ですねー。嫌ですねー。毎年イブの夜はガクッと集客減るんですよね。
新橋で男性専用サウナだと、まあそういうもんなんでしょうけど、今年はコロナ禍の加速もあって例年以上に寂しいというか、物悲しい営業になっちゃってます。
こんな日に哀愁を背負ってやって来るお客様達と接していると、ちょっと切ない気持ちになったりします。
「ああ、あなた方、ただでさえ過去最多の感染者数が出て、仕事終わったら真っすぐ家にかえりましょう」ってTVで言ってるのに、背中丸めてサウナで一人夜明かしとか、何て悲しいイブなんでしょう。
「せめて思う存分ウチのサウナで暖まって下さいな。(心の声)」
「そんな俺たちを出迎える為に一晩中フロントで突っ立ってるあんたらも充分可哀そうだけどな(幻聴)」
と心の中で会話しながらしんみりした気持ちで日刊サウナ・温泉ブランチをチェックしていたら、「サウナーますりぃ」さんが当店の事を書いて下さっているではありませんか。なになに、ふむふむ・・・!
「アスティル生まれ、熱波道育ち」という表現!素晴らしい!一気にテンション爆上がりです!色々とご紹介下さって本当に有難うございます。
サウナ集会の事も書かれていましたが・・・そう言えばやりましたね・・・カオスでしたねぇ(遠い目をしている)。
そして水風呂に氷塊をぶち込んだ時も・・・ここだけの話、あれは半分自棄でしたね。
夕方過ぎて混み合って加水がフルに稼働し続けると真夏の新橋のあまりの暑さで30℃くらいまで上昇している原水を冷やし切れ無くなってしまっていたんです。
お客様はどんどん増えるし、毎日水風呂の水温上がって行くし、ボス(斉藤前支配人)とコレどうする?ってなって。
ボス「氷作ってぶち込むしかないんじゃね?」
私 「危なくないすか?」
ボス「お客様の為だ。カゴかなんかに入れて浮かべればいいだろう」
私 「なる程、スーパーの買い物カゴで小さいバケツ1杯分の氷塊入る位の奴?」
ボス「それだ。しかしスーパーのカゴがぷかぷか浮いてるのもジャマだな」
私 「真ん中の柱に鎖でくくりつけちゃえばいいんじゃ?」
ボス「見栄えがちょっと何だが、それしかないなあ。氷作るの大変だけどやろう!」
私 「30分毎に3塊、30キロ位入れたら何℃くらい下がりますか?」
ボス「1℃下がるかどうか・・・・」
私 「・・・・・・・」
ボス「気持ちだから!こういうのはっ!精一杯の誠意だから!」
私 「・・・・・・・」
翌年当店にはダブルチラーが導入されました。
我々の苦労を、努力をちゃんと感じてくれるお客様がいるという事はすごく励みになる物です。こういう事があるともっともっと良いサービス、盛り上がるイベントを考えようと気合が入るってものです。
という事で、サウナーの皆様、ご利用の施設で良い所を見つけたらスタッフに「これ良いね」と言ってあげて下さいね。話し難い場合はSNSでももちろんOK。我々そういう言葉を燃料にして自分の心のエンジンをぶん回しているので。
もちろん苦言を呈して下さる方もとっても有り難い存在です。
真摯に受け止め、変えられる所は変えていかなきゃ良い施設にはなり得ませんから。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
最後に、2021年が皆様にとって、より良い一年になる事をお祈りして
新型コロナが終息を迎えていることを願い、今年最初のコラムとさせて頂きます。