【天然温泉平和島 小林三貴子のikiヒーターに焦がれて/第4回】
コロナの影響による休館が終わり、少し経った頃、とても嬉しい連絡が来ました。
それは、女性プロ熱波師の五塔熱子さんから、肩慣らしのためのサウナを探しているということでした。
五塔さんは、日本サウナ熱波協会主催の大会で、上位にお名前があり、憧れの熱波師でしたので、私にとっては願ってもないお話でした!
熱子さんは、明るくてとても素敵な方で、何よりも嬉しいのは、サウナに対する好きという熱量が沢山ある事です!
自分が大好きと思っているサウナを好きな人と語り合えるなんて、いくら時間があっても足りないくらいで、熱子さんとのおしゃべりがとても楽しくて、わくわくしました。
また、ロウリュについて語り合えるのも、本当に楽しく、いろいろなインスピレーションに繋がりました。
例えば、アロマ水のかけ方でも、じゃっと一気にかけるのと、ジョーっと細長く少しづつかけるのでは、体感が変わるとか、まんべんなくかけるより、数セットを手前にかけたら、後半のアツアツのために奥の石にはかけずにとっておくとか・・・
こんな風にロウリュについて語り合える人がいるなんて!!!!と、熱子さんのことが大好きになりました。
熱子さんは、王道系、癒し系、アロマ系といろいろな技を持ってらっしゃいます。
なかでも度肝を抜かれたのは、ミントパンチです!!!!
アロマ水にミントを沢山入れることで、爽快感を演出するのですが・・・始まる前に熱子さんのおっしゃった「自分の目玉の裏側がわかりますよ!」という言葉を、本当に体感しました。
まさに!ミントのパンチ!!!新感覚です!
目玉の裏側どころか、食道の位置まで体感できます。
熱子さんは、熱波師でありながらアウフギーサーでもあるので、無限大の可能性を持ってらっしゃいます。
熱子さんにも、岩盤浴でのロウリュウは、いろいろな可能性を秘めているといっていただき、これからもいろんなロウリュウを生み出して行きたいです。
そのバリエーションの豊富なロウリュウをぜひ皆さんに体験してもらいたいと思い、熱子さんは、その後毎週日曜日にイベントロウリュウを行ってくれるようになりました。
とても好評です!!
もちろんロウリュウイベントを行う熱波師として、日々サウナに入っていますが、とある男性専用サウナのレディースデーに行くことになりました。
そこで驚いたのは、女性サウナーの多さです!!!
オープン30分前に到着しましたが、40名ほどの行列が出来ていました。
整列に出てきたのは、何と!あのサウナ王でした!
もちろん写真を撮っていただき、家宝にしています♪
そのサウナを経験したことが、私のサウナ人生をさらに熱くさせました。
シングルの水風呂、ロウリュ、さまざまな種類のサウナ。
どのサウナも、どの水風呂もとてもよく考えられていて、サウナを好きな人が、サウナを好きな人のために作った施設という感じでした。
運営側の人間としても、こんなの出来たらいいのにな・・・と思うアイディアが全て実行されているようで、羨ましく思いました。
そして、サウナに対して熱い思いを持っている女子たちがこんなにも沢山いるのかと・・・
信じられない程混んでいるのに、殺伐とした感じは無く、みんながみんなを思いやるような雰囲気があり、「みんな来たかったサウナにたった1日入れる日!
みんなで満足して嫌な思いをしないように、思いやって使おう!」というサウナーの気持ちが溢れているようでした。
私は、幸運にもすべてのサウナに入る事が出来たのですが、中でも印象的だったのが、蒸サウナです。
蒸サウナは、縦長で、立ったまま入るタイプのサウナですが、通常定員1名のところ、友人同士の場合最大4名まで入る事が出来ます。
もちろん、知り合いはいませんでしたが、皆暗黙の了解で4名づつ入っていました。
10分のタイマーがついており、最初は10分入れるかな?と思いましたが、入ったとたんに見知らぬ4名のサウナーのマシンガントークは止まりませんでした。
そのサウナの感想の言い合いで、10分なんてあっという間です!
まるで、久しぶりに会った友達と話しているかのような安堵感がありました。
この安堵感をさらに感じる体験をするのですが、その話はまた今度…♪
[天然温泉平和島 副支配人 小林 三貴子]
永遠の37歳(サウナー)
Twitter @sauna07679562
Instagram tennenonsenheiwajima