【サウナ伝道師なんちゃんの 駆け込みサウナはお止めください!/vol.4】サウナキーについて考える
いよいよ令和3年が始まって幕の内も過ぎましたね。
本年もよろしくお願い申し上げます。
みなさん、この画像がなんだかおわかりでしょうか。
サウナ好きの方ならすぐわかると思いますが、普段サウナに馴染みのない人達はほとんどわかりません。私の家族や職場の同僚に見せてもわかる人はほとんどいませんでした。
そう、「サウナキー」です。
並べてみるとこんなにいろんな形があるんですね。
クイズ番組でも使えるネタかもしれません。
サウナキーを使っている施設は多くが銭湯です。
使われているのはプラスチック製のものと鉄製の鍵型のものが多いです。
番台でサウナ代を含めた入浴料を支払うとサウナキーを渡してくれてサウナ室を使用する権利を得ることができます。
このような施設ではサウナ室のドアには取っ手がついていないので、ドアについている穴にキーを引っ掛けてそれを取っ手にして手前に引くことで中に入ることができるというシステムです。
これによってサウナ料金を払ったお客さんだけがサウナを使用できるのです。
普段使っていると何でもないことですがこれを最初に考えた人は偉いですね。
サウナ料金を払った人に専用バスタオルを渡してそれを腰に巻いて入ってくださいというお店もあります。そうなるとお金を払わずにバスタオルなしでサウナに入る人も出てきます。店員さんや他のお客さんがそのような人を注意したりしてそれを防ぐこともできるのでしょうがなかなか完璧にはいきません。それに店側のバスタオルを洗濯するコストもかかってきます。サウナ代の無料使用を防ぐにはコスト面からみてもサウナキーは都合が良いのです。
今の新型コロナの感染予防策としては店側がサウナキーによって利用人数を制限することもできるので便利ですね。
お店によって色や形状が違うのでそこもサウナファンにとっては楽しみどころです。
グッズとしてサウナキーの形をしたキーホルダーなども売られているようですね。
鉄製のサウナキーの場合、高温のサウナに入っていると鉄の部分が肌に当たって自らヤキを入れてしまった経験をしたことがある方も多いと思います。プラスチック製のものは紛失しても発注できるところはあるようなのですが、鉄製のキーは作ってくれる業者が既にない場合もあるそうで管理は厳重にされているようです。
町の銭湯がどんどん無くなってきている中で、温浴施設で新たにサウナキーを導入するところはほぼありません。サウナキーはますます希少性が高まってくることでしょう。
日本の温浴文化としてサウナキーをこれからも大事にしていきたいですね。
今回をもって私の投稿は最終回となります。
短い期間でしたがお読みいただきまして誠にありがとうございました。
[サウナ伝道師なんちゃん プロフィール]
関西でサウナ愛好会SAUNNERZ主宰。
「肉体と精神をととのえるサウナ伝道師」としてサウナの素晴らしさをSNSやインターネットラジオ出演で情報発信している。
リアルやオンラインの集会に参加しサウナー増殖活動を推進中。