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【看護師のぞみの Heaven’s feeling/第5回】この冬の医療従事者とサウナの縁

のぞみ

寒中見舞い申し上げます、って確か節分の頃まで使ってもいい挨拶だったようなそうじゃなかったような。
どうも!看護師ののぞみです。
今年もよろしくお願いいたします。

 

皆さま、お身体壊したりしていませんか?
全国的に寒い日が続いていますが、どうぞお身体ご自愛くださいね。

 

ところで緊急事態宣言が発令中の神奈川は横浜で、真っ白な原稿(を書こうと思って開いたメモアプリ)と見つめ合っています。困った。私の担当している分の日刊サウナ更新は、第3土曜日。原稿の締め切りはその1週間前。第2土曜日。
どうしたもんかなぁ、なに書こうかなぁ、っていうかこの新型コロナウイルスの感染拡大マジでどうしたもんかなぁ、って考えていたら締め切りは間近。

 

遠くで近くで、大胆にそして影ながら、サウナ温浴業界を盛り上げ、応援したいと思っている所存です。ですが。現在私は、

サ ウ ナ に 行 け な い

と、いう事態に追い込まれています。

 

看護師です。
医療従事者です。
私は幸い、今のところ実際に新型コロナウイルスの患者/利用者さんとは遭わずに経過していますが、実際に受け入れをしている病院の看護師さんたちは、日用品の買い物以外での外出禁止と言われていたり、自宅の中でもマスクを着用して極力家族とも一緒に食事を摂らないように気を付けているひともいるようです。

 

ウイルスは勝手に出歩きません。
ヒトからヒトへと感染していきます。

 

今一度、当たり前の感染対策を、うがい手洗い、マスクの徹底、三密を避けて極力出歩かないなど、見直して行きましょう。
手洗いはしっかり30秒、ハッピーバースデーの歌を2回分ですよ。至るところに置いてあるアルコール消毒液も、しっかり押しきりましょう。それからマスク。鼻や顎は出てないですか?

 

気を付けていきましょう。

 

ところでそんな大変な冬の中でも、訪問看護師は、仕事中たまに蒸し風呂の中にいます。

 

利用者さんのお宅で入浴介助をするとき。
おひとりでの入浴が厳しいご高齢の方の、入浴の見守りや、洗髪や洗体などのお手伝いをします。
寒くないように浴室に暖房があるお家では暖房ガンガン、脱衣所も寒くないようにヒーター炊いて、我々看護師はユニフォーム+防水仕様のエプロン+長靴。しかも感染対策で、N95マスクという特殊なマスクをした状態で介助に挑みます。辛うじて息はできる。でも、普通のマスクに比べると何倍も息苦しい。

 

シャワーで身体を流している間に出てくる湯気も相まって、汗が吹き出してくることもしばしば。

 

一仕事終えて利用者さんの家から出る。
駐車場まで冷たい風を浴びて歩く。解放感がすごい。

(あ……温冷交代浴みたい……)

と、たまに思うのですが、ここで整ってたまるか。早く医療従事者が、大手を振ってサウナに行ける日が来ますように。

 

 

[のぞみ プロフィール]

サウナース(サウナが好きなナース)
元葬儀屋の訪問看護師。
雑多なブログをやっています。
【Twitter】@sratsylenol