【サウナのサチコ 裸の粘土サウナー/第2回】熱波師検定B女(美女)と野獣
どうも。セロトニンとオキシトシンを増やしたいのに、ドーパミンばかり出ているサウナのサチコです。
2021年2月15日。月曜日。
よりによって朝から雨。アラームがなる前に目が覚めてしまった私は、スマホに手を伸ばしてまずインスタを見ました。お。井上勝正さんの投稿がもう上がってる。井上さんは毎朝同じ景色を投稿されているのですが、いつもなら綺麗な朝日を拝めるはずが今朝はどんより。神奈川もどうやら雨の模様です。布団から出て鏡を見たら私、死んだ目をしていました。あぁ、なんで「受けます」なんて言っちゃったんだろう。そうです、今日は熱波師検定Bの受検日なのです。
とうとうこの日が来たかと、重い体を引きずるようにして私は荷物を確認しました。筆記用具とノート、汗をかいてもいいTシャツと短パン。この年で短パン生足はイタいので、その下に履くピラティス用のレギンスも用意しました。未使用です。運動不足解消に昨年ピラティスを始めたのですが、ほどなくして体調を崩し欠席。その後体調を取り戻してもレッスンに行く気にはなれず、コロナ禍であることを理由にそっとフェイドアウト。綺麗なレギンスだけが手元に残りました。ようやく日の目を見ることができた高級レギンス。気分を少しでも上げようと鏡の前で履いてみましたが・・・今日は防寒タイツにしか見えませんでした。
そもそも私は体を動かすことが嫌いなんです。歩くことすら「遅い」とよく注意されます。駅のホームを普通に歩いていて「ちょっと!もっと速く歩いてよ!」と若い女の子に後ろから舌打ちされたこともあります。杖をついたおじいちゃんにも簡単に抜かれます。キャッチのお兄さんが私に話しかけながら抜いていったこともあります。そもそも筋肉が少ないんです。肩こりで通院している接骨院の先生にもそう指摘されました。巻き肩を治すために、思い出した時でいいから肩甲骨を寄せる運動をするようにと言われましたが、運動のことを思い出す習慣がないのでしません。もちろん代謝もすこぶる悪く、冷え性で低体温。ちょっと前までは血圧も上が100を切っていました。女優かっていうくらい汗もかきません。だからサウナで強制的に汗をかいて運動した気になっています。つまり「ザ・文化系」なんです。
さ、自分がいかに熱波師に向いてないかの前置きはこれくらいにして。
とにかく家を出よう。電車に乗って窓の外を流れる雨粒を見ながら、何か楽しいことを考えようとしました。「井上さんに会えるよ!・・・いや別に熱波師検定じゃなくても会えるし」 「おふろの国の林店長が言ってた『サウナやロウリュの見方が変わる』のを体験できるかも!・・・別に今すごく楽しいからこのままでいいし」「新しいサフレができる!・・・結局サウナって一人で良くね?」
人の思考の8割はネガティブだそうです。私は10割ですが。そうこうしているうちに川崎駅に着きました。予定より1時間も早く着いてしまったので、バス停のそばのマクドナルドで大好きな月見バーガーセットを食べました。早く月が見えるくらいの時間にならないかな〜と思いながら。隣で小さな男の子がママと一緒に、楽しそうにハッピーセットを食べています。「ハッピーなんだね、羨ましいよ。それはおもちゃが付いてくるの? こっちは熱波師タオルが付いてくるよ。交換する?」もちろん私の独り言です。「これからママとどこに行くの? 私? 私はおふろの国だよ。ファンタジースパって言うんだけどさ、ちっともファンタジーじゃないんだよ。これから恐ろしいことが始まるんだよ」男の子を見つめながら延々と心の中で呟く私。ママが私の方をチラチラ見ながら、男の子に「静かにしようね」と耳打ちしています。別にお子さんがうるさくて見ているわけじゃないんです。ごめんなさい。
ハァ。何処かに行くのにこんなに重い気持ちになったのはいつぶりだろう。うーんと、4年前に高校の同窓会に行った時かな。みんな私のことなど覚えていないだろうなと思いながら重い気持ちで母校に行ったら、本当にみんな私のことを覚えていなかった。
バスの時間です。
雨はだいぶ小降りになってきました。バスに揺られながら、お客さんの中に熱波師検定を受ける人がいないかとそれらしい人を探してみました。できればお年寄りで、私より体力も気力もなさそうな人・・・いませんでした。
おふろの国に着きました。
こんなに目の前のRAKU SUPAに行きたいと思った日はありません。それでも何とか受付の3階まで上がると、講師の方々が出迎えてくださいました。
実技の講師の方です。3名の名前を並べると「オ フ ロ」になります(無理やり)。
皆さん眩しいくらいの笑顔。見た目はゴツくて野獣なのに、とても明るくて優しい。早速検定に使うタオルを手渡されました。まぁ、なんという綺麗な青でしょう。洗濯したら絶対色落ち、色移りしそうです(そんなことはありません)。
脱衣所に行くともう、女性がすでに何人か着替えていました。え。こんなに女性の受検者がいるの? しかも綺麗な人が多くない? 実は内心、熱波師検定を受ける女性なんて私だけだろうと思ってました。森会長ばりの偏見です。ここでも皆さん笑顔。「昨日嬉しすぎてよく眠れなかったー」「すごく楽しみ」「新幹線で来ました!」次々に出てくるポジティブな言葉。
そりゃそうです。ここにいる人たちは全員、サウナが好きで熱波師になりたくて来ている人たちなんですから。それに比べて私ときたら、コートを脱いではため息、セーターを脱いではため息。そんな私に「大丈夫ですか?」と心配して声をかけてくださる方までいたりして。「実は怖くて。体力がないので」と説明にならない説明をしましたが、あまりにも温度差があって伝わらないようなのでさらに、「実は私、記事を書くために来たんです。だから熱波師なんて無理・・・」と付け加えてハッとしました。私、何を言ってるんだろう。こんなにキラキラした目の人たちを前にして。
なんだか自分が猛烈に恥ずかしくなって来ました。というより猛烈に腹が立って来ました。
やる前から何言ってんの。やるからには精一杯やりなよ。ここにいるみんなに失礼だよ。教えてくださる講師の方に失礼だよ。何よりサウナに失礼だってば。そんなんで、何が書けるっていうの。ふざけるのもいい加減にしなよ。
何だかんだと言い訳して辞めたピラティス用のレギンスに足を通しながら、ようやく覚悟を決めました。できなかったらできなかったで、いい。むしろそっちの方が私らしくて面白いんだと自分に言い聞かせて。
私は色落ちする(しません)青い熱波師タオルを引っさげて、食堂に大股で向かいました。その癖できるだけ端っこの席に座ろうと奥を見た瞬間、思わず立ち止まってしまいました。
井上勝正さんだ!
これまでの後ろ向きな気持ちはあっという間にRAKU SPAまで飛んで行ってしまいました。気がついたら井上さんに走り寄り、「サウナのサチコです、今度日刊サウナで記事を書かせていただきます、よろしくお願いします」と無理やりスマホに保存してある井上さん粘土人形を見せていました。井上さんはおかしな女に動じることなく、優しく笑って画像を見てくださいました。それだけでホッとしてすっかりやる気になる私。
よし頑張ろう!・・・じゃなくて、パネッパ!!!
そして始まりました、熱波師検定B。最初は井上さんによる座学です。
配られたテキストはかなり薄く、ほとんどそこに書かれていないことを井上さんが話してくださいます。それを必死にメモする私。知らなかったことが多かった。皆さんにも色々教えて差し上げたいところですが、それは出来ません。だって私はお金を払ってるから。今ケチって言った? 仕方ないな。それじゃあ特別に一つだけ。皆さんはサウナから出た後、顔が真っ赤になったりしませんか?
実は私、人一倍顔が赤くなるんです。そのあと水風呂に入っても、外気浴をしても、着替えて食堂でビールを飲んでも、その赤さがなかなか取れません。冷え性だから手足はあっという間に冷たくなります。それなのに顔だけはいつまでも赤い。それは私の体質のせいなのかと思ってました。でも違ってた。この一年、サ活のたびに疑問に思っていたことを井上さんが解決してくれました。私の顔だけが赤い原因、それは、
「水分が不足しているから」
なんだ、そんなこと当たり前じゃんと思ったそこのあなた、もちろん私だって知っていましたよ。サウナに入る前に十分な水分を摂っておくことくらい。そして実践もしていました。それでもどうしても、顔の赤みが取れなかったんです。
つまり私は知らなかったのです。自分の適量と水分の摂り方を。私は自分が思っているよりも、もっと多くの水分を摂らなければいけなかったのです。サウナーが知っているようで知らないこと。それは「自分」です。心地よいサウナの温度や水風呂の温度が人によって違うように、人からの情報だけではわからない、自分の適量、適温、体調というものがあります。それを知らずにサウナに飛び込むことがどんなに危険であるかを、井上さんは教えてくださいました。
座学を終えて実技へ向かう前、私は改めて水分を十分に摂りました。
実技は男湯で。
男女で15名くらいいたでしょうか。皆、初めは緊張の面持ちです。講師は先ほどお会いした、オルカ宇藤さん、大森熱狼さん、復火信二さんの3人です。まずはオルカ宇藤さんが全員に向けてタオルの持ち方、振り方を教えてくださいます。それから受検者同士ペアになり、互いに風を送って練習します。3人の講師が順に回りながら、個別に指導もしてくださいます。私が最初に教わったのは、復火信二さん。
本当に優しい方でした。ここにそのアドバイスの内容を書けないのが悔しい。私だけでなく他の受検者にも、一人ひとりに時間をかけてとても丁寧に教えてくださいました。復火さんを埼玉の温浴施設にたとえるとしたら、
「雅楽の湯」系男子ですね。
埼玉県民以外の方は「は?」という感じでしょうけど。雅楽の湯(うたのゆ)は、埼玉の杉戸にある温浴施設でして、カップル、家族連れ、友達同士など、訪れる人は様々です。会社の団体が来ているのを見たこともあります。もちろん私のように一人で行っても楽しめる所です。つまり人を選びません。造りは日本の老舗旅館を思わせるような趣がありますが、お風呂の内容には新しさがあります。サウナもいい。ご飯も美味しい。どこをとっても減点要素がありません。ただ、東京じゃない。埼玉の中心地でもない。出っ張り過ぎない奥ゆかしさがあるんです。帰る人が「ここ、良かったね」と言っているのを私は何度も聞きました。そういう人です、復火信二さんという方は。
「分かる〜」と言ってくださる方が何人いるか知らないけど。
次に教えてくださったのはオルカ宇藤さん。
ちょっと話しただけで、もう何というか、女性にモテそうだなと思いました。いや、絶対モテるでしょう。この人に教わると、なんとかその期待に応えて褒めてもらおうと思ってしまう。埼玉の温浴施設にたとえると、
「おふろcafé utatane」系男子ですね。字が汚くてすみません(というか、文字だけで表現すること自体おかしいんですけど)。ここはオシャレで有名ですから、埼玉県民でなくてもご存じの方も多いでしょう。サウナは広くて熱くてすごくいいんですが、そこを出た途端、まず私のような孤独なサウナーは足が止まります。だってカップルがあそこでもここでもイチャイチャしてるから。もうサウナであったまったからいいでしょーが!って思うのに、体を寄せ合って熱いお茶飲んでます。つまりここは、女性が大好きな温浴施設なんです。あちこちに女心をくすぐる要素がいっぱいある。オルカ宇藤さんも同じ。ご本人にその自覚がなさそうなところが、またいい。サウナハットもデザインしておふろの国で販売していらっしゃるので、実際にオシャレな方ではないでしょうか。あ、左手にサウナハットを持ってもらおうと思ってたのに、作るの忘れた。
さて、最後に教えてくださったのは大森熱狼さん。3人の中で一番厳しかった。
本当はもうちょっと可愛らしいお顔(失礼ですが)をされてますが、検定の日の私にはこんな風に強面に見えました。私のタオルさばきを見て、まず大森さんが仰ったのは「雑」。
やり直しても「雑」。でもまぁ私の場合、人から注意されるのは日常茶飯事なので、むしろこっちの方がしっくり来ます。と言ってもこのままでは悔しいですから「こうですか?こう?」と何度も振り直します。そのうちに「今!」「それ!」と大森さんが言ってくださったりするのですが、「え?どれ?これ?」とほとんどタメ口で聞き返すだけで、ちっとも正解を掴めない私。大森さんが去ってしまえばまた「雑」な熱波師に戻ってしまうのです。
私とペアになって風を受けてくれていた同志が「本当にさっきの風は全然違いましたよ」と言ってくれるんだけど、「そう?」と苦笑いしか返せない。とほほ。
1時間ほど練習した後、実際にサ室でタオルを振ることに。やる気がないという割に早く検定に申し込んでいた私は、真っ先に名前を呼ばれました。復火さんと受検者をお客さんに見立て、計4人に向けて熱波を送ります。その両脇を挟むようにしてオルカさんと大森さんが監視してます(そう感じた)。熱波師となった私はお客さん一人に10回ずつを3周、つまり4人✖10回✖3周=計120回タオルを振り続けるのです。途中で何回振ったかわからなくなって、「えっと何回やりましたっけ?」と間が抜けたことを聞く私に、復火さんが他の人にわからないように小さく下の方でVサインしてくれました。それっていい風だってこと? いや違う、あと2回っていう意味だ。ははは。
2周目あたりで私の振りっぷりを見ていた大森さんが「雑!」とまた言ってます。これでも心込めてるんですってば。体がついていかないだけで。その「雑」な私の熱波を受けていた同志が「いい風きてますよ。ああ、いいですいいです」と私を励ますように応援してくれます。すると熱狼(呼び捨て)が「余計なことは言わなくていい!」と同志に注意。私のせいで、とんだとばっちりです。心の中で謝り、尚も扇ぎ続ける私。余裕なんか全然ないくせに、なぜかお客さんの顔だけはハッキリと見えます。必死に私の風を感じようとしてくれる人、「届いてます」と言葉で伝えてくれる人、皆さん次は我が身ですから好意的です。でも何かが違う。この違和感は何だろう。扇いでも扇いでも届いている気がしないんです。そう思って焦って前に出ると、タオルがお客さんの膝に触れてしまいます。慌てて後ろに下がると、最初よりも風が届いていないのが分かる。どうしたら届くの。どうやったら思った通りにいくの。私はそればかり考えて、タオルの振り方を修正し続けました。
120回、振り切りました。
オルカ宇藤さんに「ラスト頑張って」と言われるほど、最後は微風になっていましたが。それなのにドーパミンが出て興奮しているのか、疲れをまったく感じません。最後の挨拶を終えた私は、呆然としてサ室を後にしました。達成感など微塵もない。私と同じように120回振り切った他の方は声を揃えて「楽しかったー」と言ってるのに。
私はちっとも楽しくなかったんです。
サ室にはガラスの窓がついていて、次の人がタオルを振る姿を外から見学できます。ガラス窓にしがみつくようにして中を見ていた方が、私に気づいて振り返り「ごめんなさい、見えませんよね」と体をずらしてくれました。いいえ、見えます。私が見たいのは熱波師の卵ではなく、あそこで気持ち良さそうに風を受けているお客さんの方ですから。タオルを振っている人が上手なのは見なくてもわかります。だってお客さんの髪の毛があんなにふんわりと膨らんで、ゆっくりと落ちていってる。そう、あれが私の知っているロウリュです。ロウリュを体験しているお客さんの顔です。私の風を受けていた人の髪は皆、一瞬浮いて、すぐに額に貼り付いてしまう。そして皆さん、風が来る時だけグッと顔に力を入れているのがわかるんです。全然違う。
私は熱波師には向いていない。
技術や体力のことだけじゃありません。向いていないと思う一番の理由は、あんな風にお客さんを気持ちよくすることができている熱波師の卵を見ても、「悔しい」と思わないからです。
私はやっぱり風を受ける側なのだと思います。あの風を感じたい。気持ちよくなりたい。熱波師の本気を感じたい。むしろお客さんに嫉妬している自分がいました。
「雑」
大森熱狼さんの言葉を思い出しながら、私はその後もお客さんばかりを見ていました。
すべてを終えて着替えた私は、食堂で井上さんと林さんに会いました。「林さんに(ご本人の)粘土人形を見せたら?」と井上さんに言われて、怒られそうだなと思いながら見せました。結果、林さんが一番ウケてた。さすがです。私の体から喜びのドーパミンが出ました。林さん人形は前回の記事に載せていますので、ご興味のある方はどうぞ。
ふと視線を感じて横を見ました。井上さんが私の顔をじっと見ています。そして「顔が赤い。水分が足りてない」と一言。そうなんです。私やっぱり顔が赤くなってしまいました。大きなマスクで顔を隠しているのに、井上さんには分かるんだな。
「今日は外気浴にちょうどいいから」
井上さんに言われて窓の外を見ると、雲が空を覆っています。きっとまだ小さな雨が降り続いているのでしょう。来るときはあんなに面倒で嫌だった雨が、帰るときは自分の体を思って降ってくれているように優しく感じました。
おふろの国を出ると、ちょうどバスが来るのが見えました。
学生たちでいっぱいの車内に慌てて乗り込み、ふと顔を上げると、前方から薄日が差し始めています。朝に見た、井上さんのインスタを思い出しました。そこに書かれていた井上さんのコメントも。
なぜ同じ景色を撮るのか。目には見えないだけでそこに太陽があるからだ。
それが「真実」だからだ。
数日後、熱波師検定B合格証が届きました。安心してください、真面目に受検すれば私のような者でも受かります。出来る出来ないは関係ありません。購入した熱波師タオル、誰かに見せて自慢しようかと思いましたが、「振ってみて」と絶対言われそうなのでやめました。自宅でひざ掛けに使っています。母に「白いものと一緒に洗濯しないでね」と言われました。親子です。
「熱波師検定を受けると、サウナやロウリュの見方が変わる」
林さんの言葉は本当です。実際に自分で熱波を送ってみて分かることがきっとあります。でもそれは一人ひとり違う。その証拠に、この後ステップアップに挑戦する人もいます。アマ熱波師としてどこかの温浴施設やテントサウナで扇ぐ人もいるでしょう。そして私のようにお客さんを極める人間も(笑)。サウナやロウリュの見方は変わっても、変わらないサウナ愛。それを再確認するためにも、熱波師検定Bを受けてみませんか? きっとこれまで以上に1回1回のサウナを、ロウリュを、大切にするようになると思います。そして緊急事態宣言が解除された暁にはぜひリモートではなく、実際におふろの国のサ室で受検されることをオススメします。
今回も長い文章を最後まで読んで下さってありがとうございます。前回よりさらに長くなってしまいました。え? 粘土だけ見て文章は読んでないって? も〜。粘土はオマケなんですってば。記事を読んでいただきたくて作ってるだけなんですから。あ、そういえば大森熱狼さんをまだ、埼玉の温浴施設にたとえていませんでした。これです。
昭和のストロングサウナ、広の湯(ひろいサウナ)系男子です。
広の湯はサスペンスドラマの舞台になりそうな外観であり、初心者はその佇まいに一瞬たじろぐかもしれません。男性サウナがものすごく熱いことで有名ですが、私はここのあったかいおばちゃんと、お日様のたっぷり入る小さな女性サウナが好きです。検定の時は怖かったけど、終わってみて思い出す大森熱狼さんはそういうイメージでした。この粘土を大森さんが見たら、また「雑」って言われるんだろうな。仕方ない、認めます。そして一番似てなくてごめんなさい。
次の私の記事はおそらく4月26日になります。ふろの日ですよ。なんて覚えやすい! 林さんが「今回もサチコ、面白かったなー」と錯覚して、次も書かせてくれることを祈るばかりです。それではまた。
サウナのサチコより。