【箸休めサトシのアウフグースの未来/第2回】
こんにちは。
箸休めサトシです。
今日はアウフギーサーとしての、サウナに対するこだわりについて、お話ししたいと思います。
突然ですが、皆さんはアウフギーサーに対して、どんなイメージを持っていますか?
タオルで仰ぐ人、アロマ水を掛ける人、熱いのが平気な人…
どれも間違っていませんが、それらはあくまで表面的な部分に過ぎません。
アウフギーサーの本当の仕事、それは「サウナという空間を作る」ことです。
いわば、サウナの管理人。
いかにサウナをコントロールできるか、そこにアウフギーサーとしての技量が問われます。
まずは温度、湿度。
サウナ室が清潔に保たれているか。
お客様が快適に過ごせるように、細部にも気を配ります。
それだけではありません。
一番大切なのは、お客様との対話です。
対話といっても、直接喋るわけではありません。
一人一人の表情や、雰囲気を感じ取りながら、温度を変えたり、盛り上げ方を変えたりするのです。
慣れていそうな方が多ければ、高めの温度に設定したり。
逆に初心者が多ければ、優しく風を送りながら、徐々にサウナを作っていきます。
サウナをコントロールするのは僕。そして主役はお客様。
アウフグースショーで盛り上げることが得意な僕ですが、実は静かにリラックスできるようなアウフグースをすることもあります。
臨機応変に空間を作ることが出来る、それがプロだと思って頑張っています。
ありがたいことに、最近では色々な施設で、アウフグースをさせていただくことが増えてきました。
さまざまなサウナ室、さまざまなお客様と出会い、たくさん勉強させてもらっています。
そして、一つとして「同じアウフグースにはならない」という面白さを実感しています。
僕は、芸人として活動もしています。
芸人の世界でよく言われるのが、「とにかく舞台へ立て」ということです。
たくさんお客様の前に立ち、さまざまな舞台を経験することで、少しずつ「勘」というものがつかめてきます。
舞台は生モノ。
だからこそ一つ一つが経験となり、成長へつながるのです。
きっとアウフグースも同じで、たくさんのお客様に出会えて初めて、僕は真のアウフギーサーに近づくことができるのだと思います。
同じアウフグースは二度とない。
お客様と一緒に作り上げるものだから。
そして、一つ一つのサウナを丁寧に作る。
それが僕のこだわりです。
一期一会の僕のアウフグース、よかったら受けにきてください。
では、サウナ室でお会いしましょう。
[箸休めサトシプロフィール]
・スカイスパYOKOHAMA兼アウフグースプロフェッショナルチーム所属
・2019年熱波甲子園秋覇者(おふろの国チーム)
ストーリーに沿って風やアロマを変え五感全てで楽しめるサウナアトラクション「エンターテイメント型アウフグース」が特徴。