【箸休めサトシのアウフグースの未来/第4回】
どうもスカイスパ のアウフグース加藤こと箸休めサトシです。
今回は、僕がサウナの世界に足を踏み入れた時のお話をさせて頂きます。
きっかけは、約11年前、僕が芸人になりたての頃、ライブに出ようとネットで芸人の掲示板を見つけたところからです。
「サウナ芸人募集」
僕がお笑いの養成所に通っていた頃でした。よくみると「ファンタジーサウナ&スパおふろの国」というところで募集してるみたいです。サウナ芸人がなんなのかよくわかりませんでしたが、面白そうなので応募しました。後々聞いてみるとおふろの国さんもなんか面白そうだから、募集していたみたいです。
そこで僕はサウナスタッフとして、アウフグースを始めることとなります。
そのころの日本は、まだアウフグースなんて、ロウリュウなんて、浸透してない時代です。熱波甲子園だと第一回が開催されたころ。一部のサウナ好きの間で楽しんでいたものであって、同期の芸人に話しても「へー、そんなのあるんだ」っていう感じでした。
おかげで、とても苦労しました。
サウナ室に入り、タオルで仰ぎ出すと「え、何。何が始まったの?」という顔をされることもありました。「テレビ見えないからどけよ」なんて辛辣な言葉もかけられました。呼び込んでも全然人が来てくれないのも日常でした。しかし、サウナ芸人として応募したからには、サウナ芸人としての勤めを果たさなくてはいけません。
「1人でも多くの人に、風を浴びてもらわなくては」と思っていた僕は、湯船に浸かっている人を強引に引っ張り出し、浴室内で「きてください!お願いします!」と集客をしてました。
サウナに人を引っ張り込んで「それでは始めます」といいながらサウナ室をどんどん熱くしていく。
その頃、サウナそのもの井上勝正さんと熱パワーズと言うコンビで時代を切り開くが如くタオルを無我夢中で振っていました。
正解なんてありません。とにかく熱波を受けた方が何かを感じて貰えば良いと思いで熱い部屋で大暴れしてました。
時間になるとサウナに現れ大暴れしていく。やってることは、ほとんど昔話の鬼です。言うなら井上さんは赤鬼、僕が青鬼。鳥獣戯画みたいな描かれ方するやつ。
そんな鬼活動をしていたのですが、「サウナ芸人募集」で一緒に入った仲間も、段々と辞めていきました。思っていた活動と違かったのか、鬼から人間に戻りたかったのか。結局同じ時期に入った中で、僕だけ残ることになりました。
「なんでだろう、楽しいのにな」と思っていたのですが、やっぱり僕はあっていたんです。
サウナにいるのも好きだったし、人を呼び込むのとか、お客さんとコミニュケーションをとりながら、目の前パフォーマンスをしたり、そういうの向いているんですよね。
辛い事も沢山ありましたが、まだアウフグースしてるのは、心底楽しいからだと思います。
これからも身体に気をつけて皆さんに最高のアウフグースショーお見せしていきます。
【箸休めサトシのアウフグースの未来/第1回】
【箸休めサトシのアウフグースの未来/第2回】
【箸休めサトシのアウフグースの未来/第3回】
[箸休めサトシプロフィール]
・スカイスパYOKOHAMA兼アウフグースプロフェッショナルチーム所属
・2019年熱波甲子園秋覇者(おふろの国チーム)
ストーリーに沿って風やアロマを変え五感全てで楽しめるサウナアトラクション「エンターテイメント型アウフグース」が特徴。