【京が島天然温泉湯都里 関ラリ@勝三の サウナヨモヤマバナシ/第5回】実録!?台湾サウナ潜入レポ 後編
いやあ、12月も半ば過ぎますとずいぶん寒くなりましたね。
今年の冬は大寒波になりそうなんて話も出てますし、やっぱりサウナに入って身体の芯から温めとけば、真冬の冷たい風も気持ちいいくらいになりますわ。
今回の台湾サウナ編もちょうど去年のこの時期に行ってたんです。
台湾サウナ編、前回までのおさらいをしましょうか。
社員旅行で訪れた台湾。台湾旅行に参加した社員に誰も知り合いがいないので、ほぼ単独行動をする。夜な夜なサウナを目指し、繁華街よりちょっと脇に入った場所にある『金年華三温暖』というサウナ施設に入店。スモーク臭のするサウナを満喫した後、だだっ広くてぬるい水風呂の強烈な放水を受け、6℃という激冷水風呂の往復で3セット。
その後、浴衣に着替えて喫茶ルームで台湾ビールを飲んでいると、帳簿のようなものをつけていたおばちゃんが『オニイサン、スペシャルマッサージドウ?』と来た。さあ、どうする!?
てなところが前回まででした。
さあ、どうしたかは『日刊サウナ』または『熱波道サウナ総会2020』でと。
そんなこんなで台湾滞在最終日となり、私も温浴施設で働く者としてサウナ以外でも温浴に関する場所も訪問しないとと思い、世界に台湾とイタリアにしかないと言われる『冷炭酸泉』がある『スーアオ』という町へ行ってみることに。
うーん行き方はと調べてみると、『電車で乗り換えありで3時間』。
ちょっと無理。
おっ、高速バス直通で1時間半というのがあるぞ。これに決定。
さて高速バスに乗って1時間半。到着しましたよスーアオ駅に。
誰もいない。見知らぬ外国の土地で、誰もいない駅に一人佇む。大丈夫だろうか。
もうそんなことは気にしない。たしか駅から5分も歩けば『スーアオ冷泉』に行けるはず。のどかな町並みというか、ほとんど人がいない町を歩き目的地に到着。
入り口にはチェーンがかかっている。ん!『毎周四公休』と書いてある。
今日は木曜日。ひょっとして『周四』って木曜日のことか!
いやあ持ってるね。台湾まで来て、高速バスに1時間半も乗ってきた場所が公休ですよ。本当のこと言うと、前日はMRTという台湾の地下鉄に乗って行ってきた『北投温泉』の日帰り入浴ができる公衆浴場も『毎周三公休』って書いてあって
その日は水曜日だったから、こんなことは体験済みだよ。
いいよ、俺にはサウナがあるから。
さて台湾滞在最終日の夜は、台北アリーナ駅からも近い『喜都三温暖』を目指し、今度は電車移動でサウナへ向かう。営業しているかは調べ済み。
サウナに向かう途中で賑やかな夜市を発見。
小腹も空いていることだし、台湾って言ったら夜市だな。と
賑やかな夜市の中でも、特に行列を作っている屋台を発見。
普段は行列に並んでまで食事するとはないんだけど、ここは旅気分が俺の気持ちを高揚させ、『タイワン・ヨイチ・ナラブ・オレ』って一人ご満悦。
『うまい!ボリューミー!』『いきなりこれじゃ、もうお腹パンパン!』
肉まんをホットサンドメーカーで焼いたスパイシーな感じ。と食レポもつけておきましょう。でもこれ最初に食べちゃうと食べ歩きなんて出来ないと思うよ。
小腹を満たすどころか、パンパン状態でサウナまで徒歩で向かいます。
賑やかな夜市からちょっと脇道に入り、怪しげなネオンが光る通りに出ると
ありましたよ目的地『喜都三温暖』に到着。
ここの入口付近にはテーブルと椅子があり、何やら屈強な男達が鎮座する。
入口なら写真をとっても大丈夫だろうと、『ここがサウナかあ』と日本語で大きな独り言を言い、睨まれながら写真を撮ると『ナンダ、ニホンジンカ』と大丈夫な様子。台湾サウナって、あっち系の経営ね。
ここのサウナも入浴料は『金年華三温暖』と一緒で600NTD(ニュータイワンドル)日本円で2000円くらい。やっぱり靴を下足番に預けて、脱衣ロッカーはロッカー番との2重管理。これって、防犯というよりも逃走防止かガサ入れ対策?
浴室に入ると、ナイロンタオル・T字カミソリ・ハブラシといったおなじみの無料アメニティがあり、それを手に持ち洗い場へ。
ここの洗い場の椅子は御影石っぽいのを加工して固定設置。『硬い、冷たい』温浴施設用のスツールって良く出来てるねと改めて有難さを感じる。
さてサウナだな。入口を開けると南国の香り。それもそのはず、サウナ内のいたるところに輪切りパインが置いてあり、日本ではないことを実感。
室温はカラカラ系の90℃くらい。TVありの台湾総統選ニュース報道がやっていて、言葉はわからないが意外と面白くて見入っていると、発汗状態はマックスに。
サウナのあとはもちろん水風呂へ。ここの水風呂も2つある。サウナすぐ横の水風呂は円形で直径2Mくらいで小さめ。足を入れてみると予想通りの激冷水風呂。
『ギュー!ギュー』といろんなところがちぢんこんでしまった。
もうひとつの水風呂は長さで7~8mはあり、プールのような形でここにも強烈放水の打たせ水が出ている。水温は感覚で30℃近いじゃないのかな?それとも先ほどの激冷水風呂で感覚が鈍っているかも知れない。台湾ではこのパターンが主流なのだろうか。ただ、激冷や強烈放水も誰も入っていたり、やってるのを見たことがない。観光客向けなんだろうか?
台湾サウナには浴室に休憩用の椅子がないので、ここのぬるい水風呂は2段になっているので腰をかけるにはちょうど良く、水風呂内がととのいポイントエリア。
途中で水分補給をしたいが、あるのは保冷タンクに『冷水』と書いてある水と、保温タンクに入った温かいお茶。その冷水って、ペットボトルの水を冷やしてある物とは考えられず、これをグビグビと飲むには勇気がいる。でも喉の渇きは限界に近づき温かいお茶を選択。けっこう熱い。いや相当熱い。力石が減量中、白木のお嬢様に白湯を渡された時もこんな感じだったんだろうな。
サウナを出て休憩スペースに向かうも、ここも台湾サウナの特徴で一方通行でロッカー室に戻れない。スマホが欲しいので逆戻りでロッカー室に戻り、ロッカー番の方にロッカーを開けてもらうも、もう面倒くさい。またサウナに入るときもまた同じことを繰り返すんだよね。
とにかく喉が渇いているんだ。飲食エリアでビールを飲もう。もうゼッタイなやつだ!ここは浴衣以外にパンツも付いているんで、はだけても安心だぞ。
よし来た、この緑色ラベルの瓶ビール。もう間違いないね。コップに注ぎ一杯目は一気飲み。その飲む様子はCMに使ってもいいんじゃないかなと本日2度目のご満悦タイム。
さてと、つまみに豆苗炒めでも頼もうとすると出ましたよ『スペシャルマッサージアルヨ』と。『まだビールを飲みきっていないでしょう!』と黒板五郎ばりにお断りしよと思うが、『大丈夫です。』日本人らしい優しいお断りをしましたよ。2000NTDだというからね。(サウナは600NTDだから。)
ビールも飲みきり、ちょっと休憩したいなあたりを散策すると、映画コーナーが2つある。
薄暗いし、リクライニングになっている。ここで一休みとするかと映画にも気にしていたら、上映作品は『アクアマン』。意外と新しい映画がやっているなと思い見ていると、画面がブレルブレル。しかも画面の下には人の頭らしきものが『NO MORE 映画泥棒』
横のおじさんのイビキが煩いし、せっかくだからもう一つの映画ルームに移動する。
これは古いドラマっぽいな。大映ドラマか昼メロかな?と思いつつ、見覚えがあるが名前が出てこない女優さんが一枚・二枚と衣服をひらり・・・。あっ!思い出した。ギルガメッシュ世代だ。あの淡い青春のひととき、こんなところで再会できるなんて運命を感じる。よし!日本に戻ったらまずTUTAYAに行こう。
なんだかんだで台湾サウナの感想は。
①警備が厳重。
②ホテルに泊まる必要がない。
③飯が美味い。
④水風呂が超冷たいor超ぬるい。
⑤サウナの香りが独特。
⑥おばちゃんがグイグイ来る。
⑦秘密の扉、階段、エレベーターが隠されている。
台湾で主に活動した台北エリアには、まだまだ魅力的なサウナがたくさんあるらしい。今度は基礎知識を得たので、ちゃんと計画を練って行ってみたいと思い、
おばちゃんとのネゴシエーションも勉強しよう。
成田到着20時過ぎ。スカイライナーで上野到着は21時を回る。
明日まで休みを取ってある。最後の締めは『北欧』で。
[関ラリ@勝三 プロフィール]
高崎 京ヶ島天然温泉 湯都里 勤務
CBとして後方で回りを見渡し、全体を統率するはずが自分で決めたがる闘莉王系副支配人
高崎 京ヶ島天然温泉 湯都里
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