【たけぷーの冒険する熱波師への道/第7回】サウナと熱波とアドベンチャーと
どうも、アドベンチャー熱波師(見習い)のたけぷーです。
2021年、明けましておめでとうございます。今回は激動の2020年を振り返りつつ、今後アドベンチャー熱波師として、どうしていきたいのかを書きます。
2020年を振り返って
昨年の2020年は私にとって初めての経験が3つあった年でした。
① 熱波師デビュー
まず最初、に挙がるのが「熱波師デビュー」です。サウナ好きが講じて、たまたま目にした熱波師検定B受講の募集ページ。「これだ!!」と脳内に電気が走って、次の瞬間には申し込んでいました。そして熱波師検定Bをおふろの国で受講したことから、店長のTwitterを知り、私の勘違いから「熱波やりたいです」というダイレクトメッセージを店長に送ってしまいました。そしたら、とんとん拍子で「アドベンチャー熱波師」としておふろの国でデビューさせていただくことができました。縁やタイミングっていつ起こるのか、わかりませんね。そんな感じでアドベンチャー熱波師が誕生しました。
②日刊サウナ連載
この日刊サウナの連載は、私にとって初めての経験でした。今まで、アドベンチャーレースやウルトラマラソンの練習や大会参加の報告などを私が所有するブログやSNSに文章として書いていたことはありました。想定している読者は、同じくアドベンチャーレースやウルトラマラソンを趣味とする人たちでした。しかし、日刊サウナは銭湯やサウナが好きな人が主に見るWebメディアです。アドベンチャーレースやウルトラマラソンの存在も知らないかもしれません。しかし、逆に考えると、「今まで存在を知らない人たちに、存在をしってもらうチャンスなのではないか」と思い、連載を受けました。そして、このように銭湯やサウナとは違った内容を書いていたりします(笑)
③ゼロ・アドベンチャー
私は約20年間アドベンチャーレースやウルトラマラソンという競技をしてきました。
毎年必ずアドベンチャーレースの大会に参加していたのですが、2020年はコロナ禍により、すべての大会中止が相次ぎ、初めて大会参加なしのゼロ・アドベンチャーとなりました。もし、このような状況になっていなければ、海外レースへの参加も視野に入れていただけに残念です。しかし、これも運命。もっともっと練習をして心身共に強くなり、海外への往来がまた気軽にできるようになったら、過酷な海外レースに挑戦していきます。
熱波師として感じたこと
熱波師の仕事は、高温サウナの中でタオルを振ること。サウナにいるだけでも、まあキツいのですから、相当な体力が必要なのは想定していました。熱波師検定の最後の実技検定でも、なかなか体力を使います。しかし、仕事としての熱波のキツさは、実際にやってみると想像以上でした。
先日、久々におふろの国の高温サウナで熱波師として6回の熱波を送りました。アドベンチャーレースやウルトラマラソンという競技をしているため、持久力にはかなり自信があります。しかし、熱波師として必要とされる体力は、私が持っている体力とはちょっと異なります。
どのような違いかというと、例えば、私が出せる最大の力(全力)を100とすると、アドベンチャーレースやウルトラマラソンでは、50くらいの力で抑えて数時間から数日間動き続けます。しかし、熱波師は全力である100の力で約数分間タオルを振ります。ランニングで例えると、1キロを全力で走る感じです。私は、50の力で長く動くことは慣れているのですが、100の力を出すことに実はあまり慣れていないため、熱波のたびにヘロヘロになってしまいました。まだまだ精進が足りないですね。しかし、熱波をやりきった後は、なんとも言えない達成感があり、たまりません。これはやめられないです(笑)
アドベンチャー熱波師の野望
私には他の熱波師と大きく異なる強みがあります。それが前述にもあるように「アドベンチャーレース」や「ウルトラマラソン」の経験や技術であり、持久力です。1日3時間程度の睡眠で数日間運動し続けるということもできます。そのスキルを活かしてサウナや熱波に貢献できないかといろいろ考えています。サウナとアドベンチャーの融合、サウナとウルトラマラソンの融合。そういった他のサウナーや熱波師にはできないことを企画して、少しでも両者の啓蒙活動ができ、少しでも興味を持ってもらえればと考えています。
順当にいけば、2021年のゴールデンウィーク頃、私は本州縦断マラソンに参加しています。コースは青森県青森駅から山口県下関駅まで総距離1520km。基本的には日本海側を通ります。このコースを約22日間(1日平均70km)で走り抜ける予定です。レース中はホテル等に宿泊できるので、入浴施設などを活用して、日々蓄積される疲労を上手に抜きながら走っていきます。この活動の中で熱波師としてできることはないかも現在考えています。
最後に
この日刊サウナというメディアで私が好きなことを記事として書かせていただきました。銭湯やサウナが好きなみなさんに、アドベンチャーレースやウルトラマラソンの一端を紹介し、マイナースポーツである両者を名前だけでも知ってもらうことができたことは、私個人としてはとても嬉しいです。このような機会をいただき、ありがとうございました。
私の連載は今回で最後となります。今後は、アドベンチャー熱波師として見習いから少しでも一人前に近づけるよう精進していきます。
こんどはサウナ室でお会いしましょう!!では、また。
[たけぷー。プロフィール]
たけぷー。本名、武井正幸。アドベンチャーレーサー、ウルトラランナー。
普通の会社員をしながらアドベンチャーレースやウルトラマラソンに挑戦中。
アドベンチャーレースにおいては国内で優勝入賞多数。
海外レースにも積極的に参加している。
ウルトラランナーとしては国内最長のマラソン大会、川の道フットレース520kmを2回完走。
2021年、本州縦断マラソンに参加予定。
参加したい大会はエストニアの「サウナマラソン」。
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