皆様あけましておめでとうございます！玉川温泉裏山に住むアマビエです！本年もよろしくお願いいたします。
昨年末から新型コロナウィルスがまた蔓延しはじめ、外出を控える傾向にあり、玉川温泉でも今年は静かなお正月だったみたいです。。
毎年玉川温泉では皆様に寒い冬、お風呂でしっかり温まっていただき、風邪をひかずに冬を乗り越えていただきたいという思いから冬至に柚子風呂を開催したり、
日本一大きな柑橘類の「晩白柚」をお風呂に浮かべています。

今年は更に、新型コロナウィルスの感染の早期収束を願い、私（アマビエ）がお風呂に浮かべる晩白柚に念を込めて焼印を押し、
その焼印を押した晩白柚を玉川温泉の支配人さんが地元の「萩日吉神社」様にて祈祷していただくというなんとも神がかりなイベントとなりました。

支配人さんが宮司さんに「晩白柚を祈祷していただきたいんですけど・・・」と一見ふざけたようなお願いにも宮司さんは嫌な顔をせず快く引き受けてくださり、祈祷の当日を迎えました。

拝んでいただく晩白柚の数は50個。一箱に5個入っているので全部で10箱。
重さ的にはそんなに重いものではないのですが、支配人さんが神社に行ってみて気が付いたのが、境内の脇までは車で行けないこと。
そして、境内までは長い階段が・・・・・

宮司さんが「手伝いましょうか？」と装束の御姿で仰ってくださったのですが、こんなふざけたこと（いや、ふざけているつもりは全く無いのですが・・）
宮司さんに運ばせるなんて申し訳なさすぎるので、車から境内まで10往復・・・老体鞭打って運んだそうです。。。。

上がる息を押さえ、平然とした顔を必死に作り宮司さんに心配かけまいとしている姿を物陰から見ていましたが、なんとも痛々しかったです。。

無事祈祷が始まり、八百万の神様に新型コロナウィルスの早期収束を心から祈願し、やはりいつの時代も最終的には祈るしかないのだな。
人間も自然の一部。コロナウィルスとも共存していかないと生き残れないのかな。。。と支配人さんは感じたそうです。

そして、あ、そうか、これまた車まで運ばなきゃなのかと気が付く。。。
そう、帰りも10往復待っている。。。。

支配人さんがここまで頑張っているんだからきっと神様も味方してくれる・・・はず！
こうして玉川温泉の2020年最後のイベントでもある晩白柚風呂は無事開催されました。
今年の年末、また祈祷が必要な状況でないことを願うとともに、2021年が皆様にとって幸せな1年でありますことを玉川の山奥から心より祈っております。
あ、晩白柚風呂は終ってしまいましたが、食堂では「晩白柚サラダ」がまだまだ販売中です！

ぜひ一度ご賞味くださいませ(^O^)／　おいしいですよ！