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【おふろcafé白寿の湯 戸敷 宗太郎の 発酵とじきの温泉日記/第2回】

最近、とあるスーパー銭湯に行って閉店間際なのに露天に30名くらいお客様がいて驚きました。

そんなに大きいスパ銭ではないんですけどね!

少し密でも、外だと安心する感じはやっぱり今のご時世特有ですね。

 

さて、最近の私はおふろcafé白寿の湯にてお客様と一緒に「醤油」を作りましたよ。

醤油!?と思うかもしれませんが、みなさんご存じの醤油です。

細かく作り方があるんですが、端的に言うと、大豆と麦と糀と塩と水を混ぜるとできます(笑)

今回はワークショップでしたので、この仕込の段階を体験していただきご自宅に持って帰ってもらいました。

ここから、少なくとも半年~1年仕込むわけなんですが、このタイムラグが現代と逆行していてたまらないのです!

 

さてさて、今回は私がなぜ「発酵」と言っているのか。

その魅力について少しだけ語らせてもらいます。

※今回は温泉と少し関係ない部分はご了承ください。

 

まずは、前談として私が所属するおふろcafé 白寿の湯のコンセプトが「古生層から湧出する名湯、健康を食する糀料理、ゆっくり寛げるスペースの3つのカテゴリーの融合化を図り、心やすらぐ快適な空間づくりを心がけております。」となっています。

この糀料理・発酵の部分に現在お店として力を入れていたりします!

そんなこんなで発酵の世界に踏み込んだわけですが、まず最初に面白いと思ったのが「めっちゃ時間がかかる!」という部分。

 

ぬか漬けを家でやってみた時、最初にぬか床を作るのに1週間~10日かかり、1日1,2回かき混ぜるというお世話。

それが済んで初めて、ぬかに野菜を漬けることができるんです。

一見すると面倒くさいですが、少しずつ準備が整っていく感じと、「待つ」ことがとてもワクワクするんですね。

ボタンピッの時代に生まれたので、それが良いとされてきましたが案外そうでもないかも。

 

そして、手をかけてできた食事は本当においしい。

少ししょっぱかったかなぁ、もうちょい早めに引き上げてもよかったかなぁという反省も楽しい。

発酵界で有名な小泉武夫先生は、「発酵は錬金術だ」と言っておりますが、まさに!

 

おふろcafé白寿の湯の源泉はナトリウム・塩化物強塩泉(高張性・中性低温泉)で、地下七五〇メートルの古生層から湧出する本格天然温泉ですが、これを体験していただいた後に「糀・発酵料理」を召し上がっていただきたいと思い、体の内側と外側から健康になれるお店作りをしております。

ぜひ一度足を運んでいただけると嬉しいですー!

 

 

[戸敷 宗太郎プロフィール]

発酵食品と和菓子を愛する、
おふろcafe 白寿の湯 副支配人。
和の趣が好きで、現在は、白寿の湯のテーマでも
ある発酵食品の良さに気付き「醸す」日々。
温泉も和系の施設が大好きです