【熱波師 復火信二のヨーロッパサウナひとり旅/第5回】番外編
Moi! おふろの国熱波師、復火です。
最近、ようやく欧州諸国のサウナが再開し始めたみたいです。
しかし、施設によってはアウフグースは自粛しているところもあるようです。
今回は、ヨーロッパでのサウナに行ってみて、見て感じた事を「サウナよもやま話」として記してみようとと思います。
【サウナマットって】
日本のサウナ室には、ほとんどの温浴施設がサウナマットを床に敷いてあると思います。
しかし、海外のサウナではサウナ室にマットを敷いているのは見た事がない。
フィンランドの古くからあるサウナは、床面がコンクリートでサウナ室入り口にスノコを置いてあって、足も鬼熱いし、お尻はクレヨンしんちゃんになっちゃうので、どうぞ使って下さいみたいになっています。
当然スノコを使ったあとは水で流して返却します。
新しいサウナ施設では布製のお洒落なマットを貸してくれるところもあります。
一方、興味深いのはドイツ。
ドイツサウナの掟は、
「自分の汗でサウナ室を汚さない!」
のが根本にあり、必ず大判のバスタオルを自分の座るお尻から足まで敷きます。
アウフグースが始まる前は、数分前くらいに参加者がバスタオルを敷いて場所を確保します。混雑し始めると他の人も座れるように隙間をあけて、譲ってくれたりもします。
さすが、サウナ紳士淑女ですね。
一度とある施設でバスタオルも敷かず、水着着用した男女がサウナ室に入って来ました。先客多数にボコボコにご指導されてました。知らない場所では「郷に入れば、郷に従え」が一番ですね。
【アディダスの謎】
ヨーロッパでのサウナにサンダルは必須。
ロッカーで着替えてからサウナ室以外の施設にいる時は、サンダルを履いています。
フィンランドでもサウナから湖とかに行く時も裸足は辛いですからね。
ドイツはサウナ室に入る時は、入り口付近に必ずタオルやバスローブを掛けるフックがたくさんあります。
サウナ室に入る時は、自分のバスローブや身体に巻き付けたタオルをそのフックに掛けて、サンダルをその真下に置きます。
そこで目の当たりにするのが、何故かほとんどがアディダス製サンダル。あのロゴ。
これはアディダス必須かな???
なんて思うくらいにアディダス。
これって、自分のサンダル分からないんじゃない?ってくらいのアディダス。
何故だろう?と思い調べてみると、
ドイツのバイエルン州に本社があって、サッカーの本場だしアディダス率が高いのは頷ける。
「郷に入れば、郷に従え」が一番の私もアディダスサンダル買ってみました。
私の足のサイズは29cm。
欧州の方々も足は大きいので、ひらがなで「ふっか」って書きましたよ。
絶対に間違えられないだろうよ。
ふふふ…
最後に、皆さん大好き水風呂について。
私が今まで行った海外のサウナでは、基本的に水風呂がほぼ無いです。
フィンランドは湖や海とかがあるサウナ施設は湖に入りますが、シャワーと外気浴がほとんどです。
紐を引っ張り頭上の桶からキンキンの水が落下する所もありましたね。
ドイツは水風呂があっても、ひとりが入れるくらいのスペースで、水深はハシゴで降りるくらい深く、尚且つ凄く冷たいです。見ている限り、日本ほどサウナ後こぞって入りには行かないです。
アウフグースの後のシャワーは結構並んだりします。日本のサウナのようにキンキン水風呂必須でもないのだなと。
現在、我らが「おふろの国」の水風呂故障により、水温が下がらないので敢えて書いてみました。
早く復旧してくれる事を祈るばかり。
色々とヨーロッパサウナの小ネタを書いてみましたが、いかがでしたか。
いつもは熱波の前口上で話してるので、これ以上は、ふふふ…
日刊サウナ連載はこれにて終了します。今まで読んで頂いた皆さま、ありがとうございました。
7月からのパワーアップした月刊サウナで引き続きヨーロッパサウナ旅、続きます。
Moi moi
【熱波師 復火信二のヨーロッパサウナひとり旅/第1回】フィンランド編
【熱波師 復火信二のヨーロッパサウナひとり旅/第2回】フィンランド編
【熱波師 復火信二のヨーロッパサウナひとり旅/第3回】フィンランド編
【熱波師 復火信二のヨーロッパサウナひとり旅/第4回】フィンランド編
[復火 信二 プロフィール]
おふろの国所属 熱波道
JSNA認定熱波師
サウナがあるところに出没…
隠密熱波師