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【天然温泉平和島 小林三貴子のikiヒーターに焦がれて/第12回】

天然温泉平和島の副支配人小林三貴子こと、スローリュ小林です!

なんと、Vol.12となった今回で、最後の記事となってしまいました。
7月以降は、月刊サウナの中で記事を書かせていただきます。
160円での販売となりますが、引き続き読んでいただければ幸いです。

 

これから、ロウリュウやアウフグースをご自身でやってみようと思っている方もいらっしゃると思いますが、今回は熱波用タオルにフォーカスして記事を書いてみようと思います。

天然温泉平和島では、高温サウナのロウリュウイベントからスタートしました。当時は、まだアウフグース(ドイツサウナでの華麗なタオルさばき)を知らず、ロウリュウやアウフグースというのは、蒸気を出して、扇ぐ事!と認識していました。
ですので、より強く扇ぐために大きなうちわを導入しました。しかし、やはり蒸気は上に上がるので、蒸気を下に落とすための攪拌をする必要があります。そのため、当館ではいくつかタオルのサンプルを取り寄せて、試した結果【1200匁 約65×140㎝】というタオルを導入しました。業務用の仕入れ先として店舗様へのご紹介にはなりますが、株式会社ポンキーというところで購入しました。現在も、当館の多くのスタッフがこのタオルを使用してロウリュウイベントを行っています。軽めのタオルなので、攪拌もしやすいですし、しっかり振れば強い風を送れます、肩に負担が少なくすむので男女ともに、使いやすいと思います。
私が、ロウリュウを始めてしばらくたったころ、丸繊株式会社の社長とお会いする機会がありました。こちらも業務用の仕入れ先として店舗様へのご紹介になりますが丸繊株式会社は、業務用タオルなどを取り扱う卸業者です。社長の吉田さんはタオルソムリエの資格を持つ方で、なんと熱波師です。
熱波師という繋がりから、熱波専用タオルを作っていただきました。吉田さんの作ってくれた熱波用タオルは2種類で、レギュラー(ピンク)とプロ(白)です。熱波師検定で使用する青いタオルよりも軽いですが、中も大も袋縫いしてあり、扇ぎやすいです。また、重さが適度にあり、重厚感のある風を送ることが出来ます。サイズは【1200匁 70×140㎝】です。もちろん、扇ぐパフォーマンスや技を向上させることで風のバリエーションを出すこともできますが、タオルを持ち替えることで、風の重みや幅を変える事も出来ます。
袋縫いだけなら、自分でもできるのでお手持ちのタオルでやってみるのも面白いかもしれません。
私はレギュラーのピンクタオルをマイベストタオルとして今でも愛用しています。最初から最後までピンクタオルなら、疲れず気持ちよく扇ぎきることが出来ます。
プロの白タオルは風のバリエーションを増やしたいときに使用します。幅が広いタオルを使用すると体を包み込まれるような風を送ることが出来ます。前から扇いでるのに、背中まで包む風は、とても心地よいです。しかし、大きく重たいタオルは、良いことばかりではありません。重さのためずっと使い続けると手が腱鞘炎になってしまいます。
熱波師は、身体が資本であり、無理をすると手首や肩を痛めてしまします。強い風を送るときは、軽めのタオルに持ち替える等、本当の意味で自分にあったタオルを見つけ、扇ぐ事が重要です。
最近では、アウフグースの扇ぎ方を取り入れるようになりました。タオルの使い方が異なるのですが、蒸気をしっかり作ったあとの攪拌のバリエーションとして重宝しています。
私の場合、熱波はどうしても、強く!もっと強く!となりがちで、定期的に手首や肩を痛めてしまうことがあり、気を付けています。
アウフグースは、慣れるまではその時の瞬発力のような持久力を求められます。熱波師の間では「HPを持っていかれる」とゲームの体力であるヒットポイントが無くなるようだと表現されることがありますが、まさにその通りです。全部のセットをアウフグースでやろうと思うと、かなりの体力を求められます。しかし、少し慣れてくるとうまく力を抜けるようになり、熱波と併用すると持久力も保てるようになります。
先日Twitterで、アウフギーサーの増本さんが、ご自分で作ったタオルをプレゼント企画!というのがあり、見事当選することができました!
初めて手にした増本印のアウフグースタオルは、65×88 500gで重みがしっかりしていました!大きすぎないのに、しっかり重くてタオルも広がりやすいです。
まだまだ簡単な技しかできませんが、より心地良い空間をお届けできるように日々練習していきたいと思います。

 

記事を書く。という事に不慣れで、ただただ熱波とサウナとロウリュウが大好き!という勢いだけで書いてきましたがvol.12での終了を少し寂しくも思います。
書くことで人に伝えられることの楽しさを教えてもらいました。自分のサ活を思い出しなながら書くのも、二度楽しいような素敵な時間でした。
本当にここまでお付き合いいただきありがとうございました。
最後に。何度も、書きますが岩盤浴ロウリュウを食わず嫌いの方は、ぜひ天然温泉平和島へお越しください!後悔させない蒸し蒸しタイムをプレゼントいたします!
それでは皆さま!またどこかのサウナで!

 


【第1回】小林三貴子のikiヒーターに焦がれて
【第2回】小林三貴子のikiヒーターに焦がれて
【第3回】小林三貴子のikiヒーターに焦がれて
【第4回】小林三貴子のikiヒーターに焦がれて
【第5回】小林三貴子のikiヒーターに焦がれて
【第6回】小林三貴子のikiヒーターに焦がれて
【第7回】小林三貴子のikiヒーターに焦がれて
【第8回】小林三貴子のikiヒーターに焦がれて
【第9回】小林三貴子のikiヒーターに焦がれて
【第10回】小林三貴子のikiヒーターに焦がれて
【第11回】小林三貴子のikiヒーターに焦がれて


[天然温泉平和島 副支配人 小林 三貴子]

 

永遠の37歳(サウナー)

Twitter @sauna07679562

Instagram  tennenonsenheiwajima

HP https://www.heiwajima-onsen.jp